抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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地球温暖化対策として,化石燃料を用いて発電しながらCO
2排出を抑制できるCCS(Carbon dioxide Capture and Storage)に期待が寄せられている。CCSを実現するためには,CO
2を地中に貯留する「適地」が必要であり,現在,国主導で地下の帯水層を対象とするCO
2貯留適地調査が進められている。一方,固体状のメタンハイドレートが自然界に存在している事実を踏まえ,温度と圧力によるハイドレート生成メカニズムを利用してCO
2ハイドレートを形成し,CO
2地中貯留に応用することを提案する。我が国の周辺海域において,既往データを用いて水温の鉛直分布を調査した結果,CO
2ハイドレートによる地中貯留の可能性が示唆され,CO
2貯留の適地拡大につながると考えられたので報告する。(著者抄録)