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J-GLOBAL ID：201802215386254533   整理番号：18A0091354

電流懸念の環境汚染物質の曝露バイオマーカーとしてのイガイカルボキシルエステラーゼ活性の重要性の解明:in vitro研究【Powered by NICT】

Elucidating the importance of mussel carboxylesterase activity as exposure biomarker of environmental contaminants of current concern: An in vitro study

著者 (2件)： Sole Montserrat (Institute of Marine Sciences (ICM-CSIC), Pg. Maritim de la Barceloneta 37-49, 08003, Barcelona, Spain) ,  Sanchez-Hernandez Juan C. (Laboratory of Ecotoxicology, Fac. Environmental Science and Biochemistry, University of Castilla-La Mancha, Toledo, Spain)
資料名： Ecological Indicators  (Ecological Indicators)
巻： 85  ページ： 432-439  発行年： 2018年 
JST資料番号： A1221A  ISSN： 1470-160X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： カルボキシルエステラーゼ(CE)は,α,広範囲の内因性及び外因性化合物の加水分解を触媒するヒドロラーゼ折畳み蛋白質である。哺乳類では,これらの酵素は特定の農薬と薬剤の解毒に関与している。しかし,CEの毒性学的役割はチレニアイガイMytilus galloprovincialisのような海洋生物中のほとんど注目されていない。それ故,本研究の目的は,イガイCE活性は,現在の関心事(ヒト医薬品およびパーソナルケア製品またはPPCPs;i.eフルオキセチン,ロペラミド,シンバスタチン,フェノフィブレート,ノニルフェノールとトリクロサン)の環境化学物質による阻害に感受性であるかどうかを調べることであったため,この化学的相互作用は,有機リン系農薬のそれに匹敵する解毒機構と考えられる。第一に,著者らはM.galloprovincialisの複数の組織でCE活性の基底レベルを調べた,広範な比色基質,p-ニトロフェニル酢酸(pNPA),酪酸p-ニトロフェニル(pNPB),1 ナフチル アセタート(1 NA),1 ナフチル ブチラート(1 NB)と2 ナフチル アセタート(2 NA)を用いた。第二に,モデル有機りんジクロルボスを用いたCE阻害を検出する基質依存を試験した。最後に,いくつかのPPCPsが,多重基質を用いたin vitroでのCE阻害を試験した。結果は長鎖エステル(pNPBと1NB)はpNPAまたは1-NAと比較して最高のCE媒介加水分解速度を与えることを示した。さらに,消化腺と鰓は血リンパと比較して最高のCE活性を示した。予想されたように,エステラーゼ酵素はジクロルボス(nM範囲のIC50S)に非常に感受性であったが,線量阻害関係を酵素アッセイに使用した基板の種類に著しく依存した。in vitro阻害速度論は,潜在的なCE阻害剤(消化腺のIC50=7.07 27~0.2μM,鰓CE活性IC_50=10.8~104μM)としてトリクロサンを同定し,シンバスタチン,フェノフィブレートおよびノニルフェノールのような他のPPCPsもより少ない程度に酵素活性を減少させた。非変性ポリアクリルアミドゲル電気泳動後のゲル内エステラーゼ染色はCE活性,基質1NBでより顕著であったにトリクロサンの阻害作用を確認した。これらの知見は,CE阻害はPPCP曝露および毒性の個体より下位の指標の電池に組み込まれるPPCP被曝の適切なバイオマーカーである可能性があることを示唆した。しかし,適切な基板の選択は重要な問題である。著者らの結果は,pNPBと1NBは,イガイ中の有機りん及びPPCPsの両方によるCEの阻害を検出するために最も適切なレポーターであることを示した。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 有機リン系殺虫剤 ,  加水分解 ,  基質 ,  *in vitro実験 ,  解毒 ,  ヒト ,  感受性 ,  哺乳類 ,  タンパク質 ,  毒性 ,  触媒 ,  酵素活性度 ,  *バイオマーカー
準シソーラス用語： *環境汚染物質 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： カルボキシルエステラーゼ ,  イガイ ,  トリクロサン ,  天然PAGE ,  PPCPs

分類 (2件)： 酵素一般  (EB09010D) ,  動物に対する影響  (EE05040R)

物質索引 (1件)： トリクロサン

タイトルに関連する用語 (9件)： 懸念 ,  環境汚染物質 ,  曝露 ,  バイオマーカー ,  イガイ ,  カルボキシルエステラーゼ ,  活性 ,  重要性 ,  研究