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J-GLOBAL ID：201802215417344162   整理番号：18A0342108

低pH_2Oにおける月の玄武岩中の水の溶解度【Powered by NICT】

Solubility of water in lunar basalt at low pH₂O

著者 (8件)： Newcombe M.E. (Division of Geological and Planetary Sciences, California Institute of Technology, Pasadena, CA 91125, USA) ,  Brett A. (Imperial College London, South Kensington Campus, London SW7 2AZ, UK) ,  Beckett J.R. (Division of Geological and Planetary Sciences, California Institute of Technology, Pasadena, CA 91125, USA) ,  Baker M.B. (Division of Geological and Planetary Sciences, California Institute of Technology, Pasadena, CA 91125, USA) ,  Newman S. (Division of Geological and Planetary Sciences, California Institute of Technology, Pasadena, CA 91125, USA) ,  Guan Y. (Division of Geological and Planetary Sciences, California Institute of Technology, Pasadena, CA 91125, USA) ,  Eiler J.M. (Division of Geological and Planetary Sciences, California Institute of Technology, Pasadena, CA 91125, USA) ,  Stolper E.M. (Division of Geological and Planetary Sciences, California Institute of Technology, Pasadena, CA 91125, USA)
資料名： Geochimica et Cosmochimica Acta  (Geochimica et Cosmochimica Acta)
巻： 200  ページ： 330-352  発行年： 2017年 
JST資料番号： C0062A  ISSN： 0016-7037  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： アポロ15号玄武岩質「イエローガラス」中の水の溶解度と1atmと1350°Cで鉄を含まない玄武岩類似体組成を報告した。fO_2(鉄-ウスタイト緩衝液,IW0~3,より還元的な大きさの三桁からIW+4.8)の大きさの~8桁に及んだとpH_2/pH_2O(0.003から24まで)の4桁を~ことを流れるH_2/CO_2ガス混合物で1気圧炉における融液を平衡に達した。Fourier変換赤外分光法(FTIR)に基づき,急冷実験ガラスは69 425ppmの全水(重量)を含んでいた。著者らの結果は,筆者らの実験の条件を示す(1)ヒドロキシル基がFTIRによって検出された唯一の水素含有種である(2)水の溶解度は,炉雰囲気中のpH_2Oの平方根に比例し,fO_2とpH_2/pH_2O;とは無関係である(3)水の溶解度はメルト組成に非常に類似している(4)鉄を含まない実験でH_2の濃度は<~4ppm,IW2とpH_2/pH_2O11;低い酸素フガシティで十分であった。(5)可変fO_2条件下で平衡化した鉄に富むガラス中の水の二次イオン質量分析法(SIMS)分析はマトリックス効果によって強く影響される,ガラス中の水の濃度が低い場合でも(6)著者らの結果は,月のメルト包有物の捕捉圧力と月の火砕性ガラスビーズのキャリアガス中の水と分子水素の分圧を制約するために使用できる。Hauriら(2011)の最も水に富むメルト包有物はpH_2O~3barとpH_2~8bar蒸気と平衡状態にあることが分かった。月火砕性ガラスビーズのキャリアガス中の水と分子状水素の分圧がそれぞれ0.0005barと0.0011barであることを制約する。1200ppm H_2O(ヒドロキシルとして溶解)と464ppmCの初期揮発性含有量の月のマグマの回分脱ガスは~5bar(~120mの月の表面下の深さに対応する)の全圧でのマグマフラグメンテーション(~65 75vol.%)に必要であると考えられる臨界蒸気体積率に達するのに十分で蒸気を生成することを計算した。~5barのフラグメンテーション圧力では,計算した蒸気組成はH_2によって支配され,COよりもむしろH_2は月溶岩噴泉噴火の主要な推進薬であるとする仮説を支持した。バッチ脱ガスモデルの結果は~200ppm C>を持つ初期メルト組成は65 75%発泡度でCOよりもむしろH_2により支配されることを蒸気組成のために必要とされることを示唆した。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： ガラスビーズ ,  マグマ ,  体積率 ,  鉄 ,  水素 ,  脱ガス ,  FTIR分光法 ,  混合気体 ,  フラグメンテーション ,  *溶解 ,  *玄武岩 ,  *溶解度 ,  メルト ,  キャリアガス ,  分圧

著者キーワード (5件)： 水の溶解度 ,  Speciation ,  月火災噴水 ,  月の火山ガラス ,  月水

分類 (1件)： 岩石圏の地球化学一般  (DD01041C)

タイトルに関連する用語 (4件)： 月 ,  玄武岩 ,  水 ,  溶解度