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J-GLOBAL ID：201802215862618195   整理番号：18A1980818

空き店舗発生状況に基づく中心市街地の空間構造の診断

A Diagnostic Analysis of Spatial Structures of City Center based on the Distribution of Vacant Stores

著者 (3件)： 大平悠季 (鳥取大学) ,  桑野将司 (鳥取大学) ,  福山敬 (鳥取大学)
資料名： 都市計画論文集(CD-ROM)  (Journal of the City Planning Institute of Japan (CD-ROM))
巻： 53  号： 3  ページ： 319-325(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： G0606B  ISSN： 1348-284X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 我が国の地方都市では,人口減少やモータリゼーションに伴う郊外化の進行によって,中心市街地の空き店舗が増加し,商店街が空洞化している.本研究は,中心市街地の魅力を向上させるための施策を検討する第一段階として,鳥取市をケーススタディとし,空間構造の観点からみて利便性の高い場所の土地利用状況の有効性を診断することを目的とする.分析に際して,中心市街地を訪問する人々の行動を直接観察するのではなく,ネットワーク理論や地理空間情報システム(GIS)を援用し,中心市街地の骨格を形成する街路や都市施設の空間構造の特性を表す客観的な指標に基づいた分析を通じて,潜在的ににぎわいが形成されやすい場所を明らかにし,中心市街地整備方策に対する示唆を導き出す点に新規性がある.分析結果より,対象地域では,歩行者・自転車による利用が多い施設の周辺では,施設のにぎわいが波及することによって空き店舗が少ない状況を維持できているのに対し,自動車利用が中心の施設である施設の周辺ではそのような波及効果が得られていないことがわかった.(著者抄録)

シソーラス用語： 商店建築 ,  *市街地 ,  地方都市 ,  過疎化 ,  商店街 ,  事例研究 ,  土地利用 ,  地理情報システム ,  都市施設 ,  ネットワーク ,  歩行者 ,  自転車 ,  自動車
準シソーラス用語： *空き店舗 ,  *空間構造 ,  *中心市街地 ,  *発生状況

著者キーワード (10件)： 街路ネットワーク構造 ,  中心性 ,  中心市街地 ,  空き店舗 ,  施設配置 ,  street network structure ,  centrality ,  city center ,  vacant stores ,  facility location

分類 (1件)： 都市問題,都市防災  (RD01030O)

引用文献 (10件)：

• 1) 山田凌,鈴木美緒,屋井鉄雄(2012),「地方小都市の中心市街地における空き店舗発生要因に関する研究」,土木計画学研究発表会講演集,No.46,CD-ROM
• 2) 大庭哲治,松中亮治,中川大,北村将之(2014),「現地調査に基づく商店街の賑わいと土地利用及び業種構成の関連分析」,土木学会論文集D3(土木計画学),Vol.70,No.5,pp.I_405-I_414
• 3) 稲垣和哉・原祐輔(2015),「中心市街地の空間機能に基づく店舗の空間的・業種的共起関係を用いた潜在構造分析」,(社)日本都市計画学会都市計画論文集,No.50-3,pp.663-669
• 4) 溝上章志,高松誠治,吉住弥反華,星野裕司(2012),「中心市街地における空間構成と歩行者回遊行動の分析プラットフォーム」,土木学会論文集D3(土木計画学),Vol.68,No.5,pp.I_363-I_374
• 5) 福山祥代,羽藤英二(2010),「街路ネットワーク分析による広場-街路構成の特性の把握-イタリア・スペイン旧市街地の街路ネットワークを対象として」,日本都市計画学会都市計画論文集,No.45-3,pp.421-426

タイトルに関連する用語 (5件)： 空き店舗 ,  状況 ,  中心市街地 ,  空間構造 ,  診断