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J-GLOBAL ID:201802216060748866   整理番号:18A1129997

アオウミガメ(Chelonia mydas)の組織中のカドミウム:海洋生物相の世界的展望【JST・京大機械翻訳】

Cadmium in tissues of green turtles (Chelonia mydas): A global perspective for marine biota
著者 (7件):
資料名:
巻: 637-638  ページ: 389-397  発行年: 2018年 
JST資料番号: C0501B  ISSN: 0048-9697  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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カドミウム(Cd)は,生物への潜在的な高毒性と生物濃縮能力のため,毒性学的関心のある金属である。大きな空間規模での生物中のCd濃度の評価は,そのグローバルな分布に対する洞察を与えることができる。本研究では,オーストラリア,ブラジル,ハワイ,日本,および大陸合衆国(メキシコ湾)で収集された緑色カメ(Chelonia mydas)の137試料の腎臓および肝臓組織中のCd濃度を調べた。著者らは,35個体の腎臓と肝臓の比較分析を使用した。その中で,各地域からの7つのカメは,それらの起源の海洋間の比較目的のために同じサイズクラスに属している。Cdは全ての試料で検出され,腎臓で最も高い生物濃縮を示した。太平洋からの試料は,肝臓(13.24μg/g)と腎臓(34.17μg/g)の平均Cd濃度が,肝臓(1.00μg/g)と腎臓(4.04μg/g)の平均値が低い大西洋で採取した試料より有意に高かった。さらに,カメ組織におけるCd濃度は,例えばイルカのような他の海洋生物において見出された濃度よりも一般的に高かった。この結果は,イルカが草食動物のみの緑色カメよりも高い栄養レベルを占めるので予想外であった。可能性のある説明は,沿岸生息場所における稚魚飼料が成体と比較して稚魚においてより大きなCd蓄積をもたらす可能性があるグリーンカメの摂食習慣の変化である。このグローバルな分布傾向は,他の海洋生物(例えば,昆虫,鳥類,哺乳類)でも観察されており,海洋生物のCd濃度の決定において,地球規模の因子が地域的要因よりも重要である可能性があることを示している。地球規模の因子は,生物相におけるカドミウムの分布における局所的要因よりも関連性があり,環境に優しいカメを用いている。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
動物に対する影響  ,  重金属とその化合物一般 

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