抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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プリント基板内に構成した金属フォトニック結晶構造(MPhC)は,低コスト,小型・軽量,高Q値,および平面回路的集積化が可能であり,様々の電磁波回路のプラットフォームとして大きな可能性を持っている。MPhC構造は,標準プリント基板(PCB)の製造プロセスを用いて,ビアまたは金属円柱ポストの周期配列内に点欠陥共振器・線欠陥導波路構造を作り込む。これは誘電体基板による方形導波管回路の一種とみなすことができ,その線欠陥導波路内に複数の誘導性ポストによる共振器を構成し,バンドパスフィルタ(BPF)を実現している。古典的導波管フィルタ設計理論を援用し,合成したMPhC-BPFを評価するために,単層プリント基板による狭帯域MPhC-BPFを準ミリ波帯で合成・3D電磁界解析・測定した。設計及びシミュレーション結果は,実験結果とほぼ一致していることを確認し,設計法の有効性を確認している。(著者抄録)