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J-GLOBAL ID:201802216216280780   整理番号:18A0483102

いくつかのフェナントロリン系抗菌銅(II)およびルテニウム(II)錯体の細胞毒性【Powered by NICT】

The cytotoxicity of some phenanthroline-based antimicrobial copper(II) and ruthenium(II) complexes
著者 (3件):
資料名:
巻: 180  ページ: 61-68  発行年: 2018年 
JST資料番号: D0908A  ISSN: 0162-0134  CODEN: JIBID  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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TMPまたは2,9-ジメチル-1,10-フェナントロリン配位子が配位した3,4,7,8-テトラメチル-1,10-フェナントロリン(TMP)または4,7-ジピリジル-1,10-フェナントロリン(DIP)配位子とルテニウム(II)錯体による抗菌銅(II)錯体のin vitro細胞毒性特性を調べた。銅(II)錯体の両方は,同様の阻害濃度(IC_50 2 2~0.5μM)を有することが分かった。それらの細胞毒性は接着細胞拡大または剥離,膜ブレブ形成と凝縮を実証するシスプラチンのアポトーシス作用と比較して,細胞質空胞化,円形化,分離及びアポトーシス関連DNA断片化の欠如に関連する,壊死であることが分かった。抗菌ルテニウム(II)錯体は銅(II)錯体またはシスプラチン(IC_50>60μM)よりも低い腎細胞毒性を示した。[Cu(DIP)(dach)](ClO_4)2及び[Cu(TMP)(dach)](ClO_4)2(dach=1,2-ジアミノシクロヘキサン)はジヒドロエチジウム感受性ROSを誘導し,TMPとDIP配位銅(II)錯体の細胞毒性はカタラーゼにより緩和され,それらの作用機序におけるH_2O_2発生の役割を強調した。いずれの銅(II)錯体の細胞毒性は有機カチオン輸送体(OCT)阻害剤シメチジンまたはジソピラミドとの共培養の影響を受け,シスプラチンとは対照的に,ヒト細胞における銅(II)錯体の取込の非OCT依存モードを示唆した。硫酸銅との共インキュベーションは,[Cu(TMP)(dach)](ClO_4)2(3 6×)の細胞毒性を減少させた。TMP複合体はDIP錯体よりもG2/M蓄積と小核発生のより大きな程度を誘起し,これはそのより大きなDNA結合親和性に起因する。これらの結果は,潜在的抗微生物薬としてTMPまたはDIPとポリピリジルルテニウム(II)錯体と配位した銅(II)錯体の潜在的に低い遺伝毒性を明らかにした。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (3件):
分類
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第11族,第12族元素の錯体  ,  白金族元素の錯体  ,  抗腫よう薬の基礎研究 

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