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J-GLOBAL ID:201802216223967409   整理番号:18A0539870

Cd汚染土壌における土壌特性に応じた生態毒性の検討

Effects of soil properties on cadmium bioavailability
著者 (3件):
資料名:
号:ページ: 53-66  発行年: 2017年12月31日 
JST資料番号: L7256B  ISSN: 2185-8365  資料種別: 逐次刊行物 (A)
発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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土壌のイオン交換能の観点から,同程度のCd汚染を受けた土壌であっても,土壌特性によって汚染に対する生態影響に違いが生じると考えられる。そこで,土壌特性の構成要素がどの程度,生物に摂取可能なCd量の変化に寄与するかについて検討した。一般によく知られた観点では,生物摂取可能Cd量に寄与する土壌特性の構成要素として,CEC,それを決定づけるTCや粘土含有量,さらにpHが挙げられるが,本研究の結果,CECやTCは生物摂取可能Cd量への寄与はあまり大きくはなかった。生物摂取可能Cd量の変化に大きく寄与する土壌特性の構成要素の一つとして,汚染濃度に関わらず粘土含有量が挙げられた。このことから,Cd汚染土壌に対する生態影響評価においては,その土壌の粘土含有量を中心とした土壌特性に応じた検討が必要と考えられ,粘土含有量の多い土壌については,Cd汚染に対する潜在的生態リスクが高いと推定できる可能性がある。(著者抄録)
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