文献

J-GLOBAL ID：201802216520485877   整理番号：18A1237791

硝子体切片の低温電子顕微鏡によるミルク中のカゼインミセルの微細構造観察(CEMOVIS)

Microstructural observation of casein micelles in milk by cryo-electron microscopy of vitreous sections (CEMOVIS)

著者 (4件)： KAMIGAKI Takamichi (MEGMILK SNOW BRAND Co., Ltd., Saitama, JPN) ,  ITO Yosiko (Univ. Hyogo, Hyogo, JPN) ,  NISHINO Yuri (Univ. Hyogo, Hyogo, JPN) ,  MIYAZAWA Atsuo (Univ. Hyogo, Hyogo, JPN)
資料名： Microscopy  (Microscopy)
巻： 67  号： 3  ページ： 164-170  発行年： 2018年06月 
JST資料番号： W1384A  ISSN： 2050-5698  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ・本研究では,高分解能,最高精度で生乳中のカゼインミセルの内部構造を観察するために,硝子体切片(CEMOVIS)の低温電子顕微鏡法を使用。
・検体を等量の40%デキストラン水溶液に溶解し,ボルテックスミキサーを用いて10秒間攪拌。
・CEMOVISにより得られた画像中のカゼインミセル及び黒色粒子の直径を測定し,平均値を,画像解析ソフトウエアを用いて計算。
・その結果:(i)カゼインミセルの平均直径は約140nm;(ii)カゼインミセル中のCCP直径は約2-3nmであり,平均直径は2.3nm;(iii)カゼインミセル中のCCP分布は均一ではなく,平均CCP間隔は約5.4nm;(iv)黒色粒子を含まない領域(CCPと考えられる)(平均サイズ約19.1nm),および(v)カゼイン凝集体が部分的に存在してCCPと連結。

シソーラス用語： *硝子体 ,  *切片法 ,  *電子顕微鏡 ,  *乳汁 ,  *カゼインミセル ,  *微細構造 ,  高分解能 ,  精度 ,  内部構造 ,  デキストラン ,  混合装置 ,  撹拌 ,  プログラムパッケージ
準シソーラス用語： *低温電子顕微鏡 ,  ミルク ,  高精度 ,  ミキサ ,  画像解析ソフト

分類 (2件)： 顕微鏡法  (BK01040E) ,  ミセル  (CB11020N)

タイトルに関連する用語 (6件)： 硝子体 ,  低温電子顕微鏡 ,  ミルク ,  カゼインミセル ,  微細構造 ,  観察