文献

J-GLOBAL ID：201802216900381947   整理番号：18A0742037

温湿度制御型紫外線照射装置による光劣化メカニズムの温度依存性-建築材料用ウレタン塗膜の物理化学的性質変化-

Temperature Dependency of Photodegradation Mechanisms by Using Temperature and Humidity Controlled UV Irradiation Equipment-Physical and Chemical Properties Change on Urethane Coatings for Building Material-

著者 (2件)： 石田崇人 (東大 大学院工学系研究科) ,  北垣亮馬 (東大 大学院工学系研究科)
資料名： 塗装工学  (Journal of Japan Coating Technology Association)
巻： 53  号： 4  ページ： 114-121  発行年： 2018年04月30日 
JST資料番号： S0871A  ISSN： 0285-3787  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 建物と構造物の長期使用に対する要求のために,建築外壁のための有機塗料は多くの注目を集めている。ポリウレタン(PU)は建築外壁に一般的に使用されてきた。加速UV照射におけるUV照射試験を,膜表面の湿度と温度の両方を制御できる装置を用いて,いくつかの表面温度と低RH条件(<10%)で行った。照射試料について,IRスペクトルとRamanスペクトルを測定し,化学構造の変化を研究した。さらに,超音波装置を用いて弾性係数も調べた。照射試料は,二重結合基(C=C,C=O)の増加がないため,暴露試験で黄色を示さなかった。分解反応の温度依存性に関しては,Photo-Fries反応は温度に依存しないが,Norrish型反応は温度上昇により促進される。さらに,初期段階における凝集状態と弾性係数の変化の間の関係を研究し,初期段階は後期段階よりもそれらの間のより良い相関が得られた。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *塗膜 ,  *建築物 ,  *構造物 ,  外壁 ,  *ポリウレタン塗料 ,  *紫外線照射 ,  効果 ,  照射装置 ,  温度制御 ,  湿度調節 ,  光劣化 ,  温度依存性 ,  化学的性質 ,  RH法 ,  赤外スペクトル ,  Ramanスペクトル ,  表面温度 ,  分子構造 ,  超音波照射 ,  弾性係数 ,  二重結合 ,  凝集 ,  曝露試験 ,  分解反応 ,  化学構造 ,  紫外線照射効果 ,  紫外線照射装置 ,  物理化学的性質
準シソーラス用語： 湿度制御

分類 (2件)： その他への塗装,各種塗装法  (YJ04040T) ,  各種塗料  (YJ03060I)

引用文献 (20件)：

• ′′日本の塗料工業′′: 日本塗料工業会 (2014)
• 塗料産業海外: REVIEW (2015)
• D. Rosu, N. Tudorachi and L. Rosu : Journal of Analytical and Applied Pyrolysis, 89, 2 (2010)
• Z. Osawa, E. L. Cheu and Y. Ogiwara : Journal of Polymer Science, Polymer Letters Edition, 13, 9 (1975)
• 高橋詢: 油化学, 7, 5 (1958)

タイトルに関連する用語 (10件)： 温湿度 ,  制御型 ,  紫外線照射装置 ,  光劣化 ,  メカニズム ,  温度依存性 ,  建築材料 ,  ウレタン ,  塗膜 ,  物理化学的性質