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J-GLOBAL ID：201802216930048626   整理番号：18A0638858

(水質リスク軽減のための処理技術の開発)公共用水域における健康・生態リスクが懸念される化学物質の制御手法に関する研究

著者 (7件)： 南山瑞彦 (土木研) ,  北村友一 (土木研) ,  對馬育夫 (土木研) ,  真野浩行 (土木研) ,  武田文彦 (土木研) ,  金子陽輔 (土木研) ,  小森行也 (土木研)
資料名： 下水道関係調査研究年次報告書集  (土木研究所資料)
巻： 2016  ページ： 85-89  発行年： 2018年01月 
JST資料番号： G0037C  ISSN： 0386-5878  資料種別： 年次報告 (Y)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・公共水域において健康・生態リスクが懸念される化学物質の制御方法を研究。
・河川水に存在する微量化学物質を効率的に削減するには,下水処理水に存在する微量化学物質の除去技術が必要。
・本年度(平成28年度)は,下水処理水の直鎖アルキルベンゼンスルホン酸(LAS)やノニルフェノール(NP)の微生物担体処理による削減について検討。
・スポンジ状担体を用いて微生物担体処理実験を行い,DOが低い条件化で,LAS除去率が42~80%,NP除去率が81~88%となり,化学物質除去の可能性が示唆。
・微生物の菌叢解析を行った結果,滞留時間により微生物叢が大きく変化することが判明。
・また,異常時・災害時に,下水処理場で微量物質負荷を削減するための緊急対策手法について検討。
・放流先に影響を及ぼす可能性のある下水処理場をリストアップし,また簡易沈殿処理実験装置を製作。

シソーラス用語： *公共水域 ,  化学物質 ,  制御 ,  *下水処理水 ,  *除去 ,  技術 ,  ABS【化合物】 ,  フェノール類 ,  *微生物 ,  キャリア ,  処理 ,  細菌検査 ,  *緊急対策
準シソーラス用語： 健康リスク ,  生態リスク ,  *微量化学物質 ,  アルキルベンゼンスルホン酸塩 ,  ノニルフェノール ,  *担体 ,  *菌叢解析

分類 (5件)： 河川汚濁  (SB02020F) ,  下水道工学,廃水処理一般  (SC03010E) ,  その他の廃水処理・処分  (SC03070S) ,  下水,廃水の生物学的処理  (SC03060H) ,  災害・防災一般  (RA02010Q)

引用文献 (5件)：

• 小森他,実下水処理場における直鎖アルキルベンゼンスルホン酸(LAS)の除去特性,第51回下水道研究発表会講演集、pp307-309,2014
• 中村他,生物担体を用いた下水処理水の微量化学物質高度処理実験,第53回下水道研究発表会講演集,pp497-499,2016
• 下水道地震・津波対策技術検討委員会、下水道地震・津波対策技術検討委員会報告書、平成24年3月
• 日本下水道協会、下水道統計(平成25年度版)CD-ROM付(第70号)、平成27年11月
• 日本下水道協会、下水道維持管理指針2003年版、pp.20-48、平成15年8月

タイトルに関連する用語 (9件)： 水質 ,  リスク軽減 ,  開発 ,  公共用水域 ,  生態リスク ,  懸念 ,  化学物質 ,  制御手法 ,  研究