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J-GLOBAL ID:201802216932731151   整理番号:18A0126131

フェルラ酸負荷ナノ構造脂質キャリア:虚血性神経損傷に対する有望なナノ製剤【Powered by NICT】

Ferulic acid-loaded nanostructured lipid carriers: A promising nanoformulation against the ischemic neural injuries
著者 (4件):
資料名:
巻: 193  ページ: 64-76  発行年: 2018年 
JST資料番号: B0699B  ISSN: 0024-3205  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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虚血性脳卒中の治療は主要なヘルスケア課題として残っている。フェノール化合物,フェルラ酸(FA)は,有望な抗酸化作用と神経保護作用を示しているが,低い生物学的利用能はその効率に負の影響を与える可能性がある。,は,ナノ構造化脂質キャリア(FA NLCs)にFAを導入し,虚血性脳卒中のin vitroおよびin vivoモデルにおけるその治療的可能性を評価した。FA NLCを高圧均質化に続く物理化学的キャラクタリゼーションにより,酸素-グルコース欠乏(OGD)と全脳虚血/再潅流(I/R)損傷におけるFA NLCの生物活性の評価とこの点におけるホスファチジルイノシトール3-キナーゼ(PI3K)経路の関与により調製した。制御された放出プロファイルを示したFA NLCの形成を走査電子顕微鏡と示差走査熱量測定により確認した。1-8時間OGDとそれに続く24時間の再酸素負荷は有意にマロンジアルデヒドの増加により明らかにされたPC12細胞生存率,凝縮核の増加した乳酸デヒドロゲナーゼ活性と数,および誘導された酸化ストレスを減少させ,グルタチオン含有量,スーパーオキシドジスムターゼとカタラーゼ活性を減少させた。FA(80と100μM)は,1時間OGD後にのみ細胞毒性,酸化ストレスおよび細胞損傷を減少させ,一方,FA NLC(80および100μM FAを含む)は両時点で有効であった。ラットにFA NLC(20及び25mg/kg)の静脈内注射は,I/R誘導神経行動学的障害,細胞損傷,酸化ストレスを著明に減弱させたが,FAは失敗した。PI3K阻害剤による前処理,LY294002は,OGDまたはI/Rに対する保護効果を消失させた。FAの薬理学的プロファイルを改善し,PI3K経路を活性化することによりFA NLCは脳卒中における治療価値がある可能性がある。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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神経の基礎医学  ,  循環系の基礎医学 
物質索引 (1件):
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