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J-GLOBAL ID：201802217164808880   整理番号：18A1694418

安全なデータ活用を実現する秘密計算技術 4)Garbled circuitを用いた秘密計算と混合的構成

著者 (2件)： 菊池亮 (NTT セキュアプラットフォーム研) ,  ATTRAPADUNG Nuttapong (産業技術総合研)
資料名： 情報処理  (IPSJ Magazine)
巻： 59  号： 10  ページ： 893-897  発行年： 2018年09月15日 
JST資料番号： G0427A  ISSN： 0447-8053  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・秘密計算の構成には,1)秘密分散,2)Garbled ciruit,3)準同型暗号が利用できるが,特に0,1に対応する乱数を用いて計算を行う2)を用いた秘密計算について解説。
・2)を用いた秘密計算は1)を用いた秘密計算と比べて通信回数が少なく,2者間計算が可能であるが元データの160倍程度の通信量が必要で,非力な計算環境には不適。
・算術回路を得意とする3)を用いた秘密計算のうち,完全準同型暗号を用いた場合と比べると通信回数は2)を用いた秘密計算の方が大きく,計算コストは低い傾向を指摘。
・それぞれ異なる利点を持つ1)~3)の混合的構成による秘密計算手法,及びデータを秘密にしたまま計算するアプリケーションの1つとしてプライバシ保護機械学習を紹介。

シソーラス用語： 技術 ,  計算 ,  秘密 ,  *コンピュータセキュリティ ,  *情報共有 ,  安全性 ,  原価 ,  原価低減 ,  プライバシー ,  データ保護 ,  *機械学習
準シソーラス用語： 計算コスト ,  秘密計算 ,  *秘密計算技術

分類 (3件)： データ保護  (JD01020V) ,  その他の情報処理  (JE15050M) ,  人工知能  (JE08000Z)

引用文献 (5件)：

• Ball, M., Malkin, T. and Rosulek, M.: Garbling Gadgets for Boolean and Arithmetic Circuits, ACM CCS (2016).
• Chida, K. and Takahashi, K. : Privacy Preserving Computations without Public Key Cryptographic Operation, IWSEC (2008).
• Brickell, J., Porter, D. E., Shmatikov, V. and Witchel, E. : Privacy-Preserving Remote Diagnostics, ACM CCS (2007).
• Kolesnikov, V., Sadeghi, A. and Schneider, T. : A Systematic Approach to Practically Efficient General Two-party Secure Function Evaluation Protocols and Their Modular Design, J. Comput. Secur., 21(2), pp.283-315 (2013).
• Kerschbaum, F., Schneider, T. and Schropfer, A. : Automatic Protocol Selection in Secure Two-party Computations, ACNS (2014).

タイトルに関連する用語 (3件)： データ活用 ,  秘密 ,  計算