抄録/ポイント：
抄録/ポイント
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レポーター蛋白質をコードする遺伝子は,遺伝的形質転換および植物育種における視覚マーカー支援ツールとして使用されている。本研究では,Discosoma sp.サンゴ(DsRed2)で同定された赤色蛍光蛋白質をワタ遺伝子工学のための視覚マーカーとして用いることに成功した。DsRed2は,Agrobacterium仲介形質転換を介してCaMV-35Sプロモーターにより駆動される2つのワタ品種,JIN668及びYZ1において成功裏に発現された。著者らの結果は,DsRed2発現が視覚的観察を通してトランスジェニックカルスのための初期段階選択ツールを提供することを示唆する。赤色蛍光は,カルスおよび体細胞胚だけでなく,成熟植物のほとんどの組織および器官においても検出できる。トランスジェニック系統Yz-2-DsRed2を,異なる遺伝的背景における導入遺伝子遺伝率と安定性を評価するために,4つの異なるワタ品種と交配した。赤色の遺伝率は,Yz-2-DsRed2を雄親として用いたとき,非常に安定であった。DsRed2遺伝子はF1雑種で100%発現した。DsRed2転写とDNAメチル化の間の関係を調べるために,メチル化特異的PCR法をCaMV-35Sプロモーター領域に適用した。結果は,プロモーター領域におけるDNAメチル化レベルと導入遺伝子転写の間の負の相関を示した。まとめると,これらの知見は,DsRed2がワタの遺伝的形質転換と分子育種プログラムのための視覚レポーター遺伝子であることを示唆する。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】
