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J-GLOBAL ID:201802217276978360   整理番号:18A1154034

脊髄グリア細胞におけるHDACの上方制御を阻害することによる骨癌疼痛ラットにおけるトリプトリドの鎮痛効果【JST・京大機械翻訳】

The analgesic effects of triptolide in the bone cancer pain rats via inhibiting the upregulation of HDACs in spinal glial cells
著者 (14件):
資料名:
巻: 14  号:ページ: 213  発行年: 2017年 
JST資料番号: U7329A  ISSN: 1742-2094  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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【背景】Bone癌疼痛(BCP)は生活の質をひどく損なうが,現在の治療はまだ不十分である。ここでは,BCPに対するかなりの抗腫瘍効果を有する物質,トリプトリド(T10)の抗侵害作用を試験し,脊髄後角(SDH)を標的とする基礎となる機構を検討した。【方法】Walker256乳腺癌細胞の細胞内接種を用いて,ラットにおけるBCPモデルを確立した。T10を髄腔内に注入し,機械的異痛を足離脱閾値(PWTs)を測定することにより試験した。機構研究において,SDHにおけるミクログリア,星状細胞,およびマイトジェン活性化蛋白質キナーゼ(MAPK)経路の活性化を,Iba-1,GFAP,p-ERK,p-p38,およびp-JNKの免疫蛍光染色またはウェスタンブロット分析によって評価した。ヒストンデアセチラーゼ(HDAC)1と2の発現と細胞局在化も,分子機構を調査するために検出した。【結果】T10の髄腔内注射は,5.874μg/kgのED50で,骨癌誘発機械的異痛を阻害した。この効果は,薬剤中止後6日でまだ観察された。骨癌は脊髄ミクログリアおよびニューロンにおけるHDAC1の発現を有意に増加させ,HDAC2は脊髄星状細胞において顕著に増加し,それはMAPK経路のアップレギュレーションおよびSDHにおけるミクログリアおよび星状細胞の活性化を伴った。T10はHDACs,特にグリア細胞におけるそれらの増加を逆転させ,グリア活性化を阻害した。結論:これらの結果は,HDACsのアップレギュレーションが脊髄グリア細胞の病理学的活性化と骨癌による慢性疼痛に寄与し,T10はSDHのグリア細胞におけるHDACのアップレギュレーションを阻害し,グリア活性化により誘導される神経炎症を遮断することを示唆する。Copyright 2018 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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神経の基礎医学  ,  その他の感覚 
物質索引 (1件):
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引用文献 (51件):
  • Front Pharmacol; The Walker 256 breast cancer cell-induced bone pain model in rats; PA Shenoy, A Kuo, I Vetter, MT Smith; 7; 2016; 286; 10.3389/fphar.2016.00286; CR1;
  • BMJ; Cancer induced bone pain; CM Kane, P Hoskin, MI Bennett; 350; 2015; h315; 10.1136/bmj.h315; CR2;
  • Pain; Bone cancer pain: causes, consequences, and therapeutic opportunities; P Mantyh; 154; Suppl 1; 2013; S54-S62; 10.1016/j.pain.2013.07.044; CR3;
  • Lancet; Treatment of cancer pain; RK Portenoy; 377; 2011; 2236-2247; 10.1016/S0140-6736(11)60236-5; CR4;
  • J Ethnopharmacol; Triptolide: progress on research in pharmacodynamics and toxicology; XJ Li, ZZ Jiang, LY Zhang; 155; 2014; 67-79; 10.1016/j.jep.2014.06.006; CR5;
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