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J-GLOBAL ID：201802217517032601   整理番号：18A0959331

福島の原子力事故によって影響を受けた農地土壌の団粒サイズ画分における放射性セシウム分布【JST・京大機械翻訳】

Radiocesium distribution in aggregate-size fractions of cropland and forest soils affected by the Fukushima nuclear accident

著者 (6件)： Koarashi Jun (Nuclear Science and Engineering Center, Japan Atomic Energy Agency, Ibaraki, 319-1195, Japan) ,  Nishimura Syusaku (Nuclear Science and Engineering Center, Japan Atomic Energy Agency, Ibaraki, 319-1195, Japan) ,  Atarashi-Andoh Mariko (Nuclear Science and Engineering Center, Japan Atomic Energy Agency, Ibaraki, 319-1195, Japan) ,  Matsunaga Takeshi (Nuclear Science and Engineering Center, Japan Atomic Energy Agency, Ibaraki, 319-1195, Japan) ,  Sato Tsutomu (Faculty of Engineering, Hokkaido University, Sapporo 060-8628, Japan) ,  Nagao Seiya (Low Level Radioactivity Laboratory, Institute of Nature and Environmental Technology, Kanazawa University, Ishikawa 923-1224, Japan)
資料名： Chemosphere  (Chemosphere)
巻： 205  ページ： 147-155  発行年： 2018年 
JST資料番号： E0843A  ISSN： 0045-6535  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 福島第一原子力発電所事故は,一連の陸上生態系における土壌における重大な放射性セシウム(137Cs)汚染を引き起こした。表面土壌層における137Csと土壌成分,特に粘土鉱物との相互作用は,環境におけるこの放射性核種の挙動に強い制御を及ぼすことがよく知られている。しかし,土壌団粒の凝集体への結合が,土壌中の137Csの移動度とバイオアベイラビリティにどのように影響するかについてはほとんど理解されていない。これを調べるために,土壌試料を福島の異なる土地利用条件下で7地点で収集し,4つの団粒サイズ画分に分離した:粘土サイズ(<2μm);シルトサイズ(2~20μm);砂サイズ(20~212μm);およびマクロ凝集体(212~2000μm)。次に,画分を137Cs含有量と抽出性および鉱物組成について分析した。森林土壌において,凝集体形成は有意であり,137Csの69%~83%はマクロ凝集体および砂サイズ凝集体と関連していた。対照的に,農地土壌では凝集が少なく,137Csの約80%が粘土およびシルトサイズ画分であった。全サイトを通して,137Cs抽出性は粘土サイズ画分より砂サイズの凝集画分で高かった。鉱物学的分析は,大部分の土壌において,粘土鉱物(バーミキュライトとカオリナイト)が,大規模な団粒画分においてさえ存在することを示した。これらの結果は,大規模な凝集体が,有機物に富む(森林および果樹園)土壌における潜在的に移動可能で生物学的に利用可能な137Csの重要な貯留層であることを示している。著者らの研究は,土壌凝集が侵食と再懸濁を通して粒子関連137Csの移動度を減少させ,土壌中の137Csのバイオアベイラビリティを強化することを示唆する。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： カオリナイト ,  粘土 ,  セシウム137 ,  凝集 ,  *団粒 ,  表層土 ,  粘土鉱物 ,  バイオアベイラビリティ ,  凝集体 ,  移動度 ,  *福島県 ,  土地利用 ,  *原子炉事故 ,  相互作用 ,  森林土

著者キーワード (6件)： 放射性セシウム ,  福島の原子力発電所事故 ,  土壌団粒 ,  抽出性 ,  土壌有機物 ,  粘土鉱物

分類 (3件)： 土壌汚染  (FB04100T) ,  重金属とその化合物一般  (SB05021R) ,  その他の汚染原因物質  (SB05040W)

タイトルに関連する用語 (9件)： 福島 ,  原子力事故 ,  農地 ,  土壌 ,  団粒 ,  サイズ ,  画分 ,  放射性セシウム ,  分布