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J-GLOBAL ID：201802217580289903   整理番号：18A2178636

地下水と地熱・地中熱エネルギーの利用 地すべり対策用集水井を利用した新潟県十日町市松之山光間地区における温泉流出量の評価

Evaluation of hot spring discharge in the Hikaruma District of Matsunoyama, Tokamachi City, Niigata Prefecture, using groundwater drainage wells installed for landslide mitigation

著者 (8件)： 井岡聖一郎 (弘前大) ,  村岡洋文 (弘前大) ,  柳澤教雄 (産業技術総合研) ,  杉田創 (産業技術総合研) ,  佐々木宗健 (産業技術総合研) ,  宮越昭暢 (産業技術総合研) ,  佐藤真丈 (地熱技術開発) ,  大里和己 (地熱技術開発)
資料名： 地下水学会誌  (Journal of Groundwater Hydrology)
巻： 60  号： 4  ページ： 511-516  発行年： 2018年11月30日 
JST資料番号： Z0799A  ISSN： 0913-4182  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究は,新潟県十日町市松之山光間地区において5カ所の地すべり対策用集水井を利用して温泉流出量評価を実施した。本地区の地すべり対策用集水井2本から採水された試料は,Na-Cl型で酸素,水素安定同位体比が高い値を示した。酸素,水素安定同位体比の結果から,その試料は,温泉水と天水起源の地下水との混合により形成されたと考えられた。そして,温泉水と天水起源の地下水との混合率をCl^-濃度を用いた二成分混合モデルにより評価した結果,温泉水の混合率は約5~14%であった。さらに,その混合率に計測した集水井の排水量をかけると2本の集水井からの年間温泉流出量は,約4.5×10⁵Lであると推定された。(著者抄録)

シソーラス用語： 排水井 ,  地滑り ,  *温泉水 ,  *流出量 ,  新潟県 ,  同位体存在比 ,  降水 ,  酸素18 ,  地下水 ,  水質試験 ,  イオンクロマトグラフィー ,  酸素安定同位体比

分類 (1件)： 地下水学  (DC07040Y)

引用文献 (9件)：

• 大木靖衛・佐藤 修・青木 滋(1991):北部フォッサマグナのジオプレッシャー熱水系に起因する地震と地すべり.月刊地球,号外No.5, 121-125
• 竹内圭史・加藤碩一・柳沢幸夫・広島俊男(1994):1:200,000地質図 高田 NJ-54-35.
• 竹内圭史・吉川敏之・釜井俊考(2000):松之山温泉地域の地質.地域地質研究報告(5万分の1地質図幅),地質調査所,76p.
• 地熱技術開発株式会社(2011):地球温暖化対策技術開発事業(温泉発電システムの開発と実証)委託業務成果報告書,169p.
• 地熱技術開発株式会社(2014):平成25年度CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業(温泉発電における温泉熱利用効率の向上とノンフロン系媒体の安全性検証等によるCO2排出削減対策強化のための技術開発)成果報告書,124p.

タイトルに関連する用語 (12件)： 地下水 ,  地熱 ,  地中熱 ,  エネルギー ,  地すべり対策 ,  集水井 ,  新潟 ,  十日町 ,  地区 ,  温泉 ,  流出量 ,  評価