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J-GLOBAL ID：201802217593023120   整理番号：18A0057689

各都道府県の林業・林産業と遺伝育種の関わり(16)沖縄県

著者 (1件)： 玉城雅範 (沖縄県 農林水産部 森林資源研究セ)
資料名： 森林遺伝育種(Web)  (Forest Genetics and Tree Breeding (Web))
巻： 6  号： 4  ページ： 178-181 (WEB ONLY)  発行年： 2017年10月 
JST資料番号： U0745A  ISSN： 2187-350X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・沖縄県におけるリュウキュウマツのマツ材線虫病に対して抵抗性に優れる個体選抜の取り組み,および今後のこの抵抗性育種の方向性について解説。
・リュウキュウマツは主要な樹種として家具用材や木製食器などへの利用が拡大していたが,1973年のマツ材線虫病の発生以降被害が続き,造林面積が減少。
・マツ材線虫病に対する抵抗性育種事業が必要となり,1989年から抵抗性個体選抜の取り組みを開始。
・採種,育苗,接種検定を繰り返し,選抜した抵抗性候補木を用いて2012年からリュウキュウマツ暫定採種園の造成を開始。
・今後は抵抗性候補木の追加選抜および抵抗性品種開発を進めると共に,育苗管理やクローン増殖方法の確立によりリュウキュウマツ林業の発展に貢献。

シソーラス用語： 沖縄県 ,  *マツ属 ,  植物病害 ,  分離育種 ,  *林木育種 ,  林業 ,  経営管理 ,  造林 ,  樹園地 ,  採種 ,  病害防除 ,  育苗
準シソーラス用語： マツ材線虫病 ,  *リュウキュウマツ ,  採種園 ,  森林経営 ,  *病害抵抗性育種

分類 (3件)： 森林経営・経理  (FF01030I) ,  造林一般  (FF03010A) ,  線虫による植物被害  (FC04073L)

引用文献 (10件)：

• 宮田翔介・岩泉正和・井城泰一・田村美帆・渡辺敦史(2015)クロマツ多様性評価に基づく抵抗性品種の再評価. https://www.jstage.jst.go.jp/article/jfsc/126/0/126_415/_article/-char/ja/ (2017年9月3日アクセス)
• 中平康子(2004)リュウキュウマツ成木へのマツノザイセンチュウ接種試験 -嵐山における2003年~2005年までの試験接種結果-. 沖縄県林業試験場研究報告 47: 8-14
• 中平康子(2007)抵抗性リュウキュウマツの選抜育種.沖縄県林業試験場業務報告18: 17-18
• 中須賀常雄(1995)沖縄林業の変遷. ひるぎ社, 那覇
• 沖縄県農林水産部森林管理課(2015)1. 森林・林業の概要. 沖縄の森林・林業(平成26年版).1-2, 那覇

タイトルに関連する用語 (5件)： 都道府県 ,  林業 ,  林産業 ,  遺伝育種 ,  沖縄