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J-GLOBAL ID:201802217655493460   整理番号:18A1791140

アンモニウムに富む堆積物をホストとする熱水系に関連した堆積物中の高アンモニウム環境条件下で形成された粘土鉱物中の無機窒素同位体の特徴

Mineral nitrogen isotope signature in clay minerals formed under high ammonium environment conditions in sediment associated with ammonium-rich sediment-hosted hydrothermal system
著者 (10件):
資料名:
巻: 52  号:ページ: 317-333  発行年: 2018年 
JST資料番号: S0495A  ISSN: 0016-7002  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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日本の鹿児島湾にある浅い若尊海底熱水域は,放出流体中の高いアンモニウム含有量(~17mM)によって特徴付けられている。また,熱水域を覆う堆積物層は間隙流体中に高濃度のアンモニウムを含んでいた。この高い濃度は熱水流体との混合または有機物の無機化に起因することが流体化学から示唆される。スメクタイト,イライトおよび雲母のような堆積物の発生が報告されており,熱水活動と関連づけられている。これらの2:1粘土鉱物は,その層間に無機態窒素(MN)としてアンモニウムを保持できる。熱水域から得られた堆積物コア試料から抽出された粘土画分は主にスメクタイトから構成されていた。それは少量のMNを含み,高アンモニウム(>4mM)環境の場合ではそのδ15N値は間隙流体アンモニウムの値を反映していた。一方,低アンモニウム(≦4mM)環境におけるMNのδ15N値は関連する吸着有機窒素の値と類似していた。熱水活動に関連する高アンモニウム環境はアンモニウムを含む粘土鉱物の形成を促進すると予想され,粘土鉱物中に固定されたMNのδ15N値はおそらく間隙流体のアンモニウムの特徴を保持しているであろう。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
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地球化学一般  ,  海洋地質学  ,  その他の同位体地球化学 
引用文献 (81件):
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