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J-GLOBAL ID：201802217768255352   整理番号：18A1600304

プラズマが作る磁場トポロジー:磁気島とプラズモイド 2.磁気島の発生と消滅

著者 (2件)： 鈴木康浩 (自然科学研究機構 核融合科研) ,  鈴木康浩 (総合研究大学院大)
資料名： プラズマ・核融合学会誌  (Journal of Plasma and Fusion Research)
巻： 94  号： 8  ページ： 396-401  発行年： 2018年08月25日 
JST資料番号： G0114A  ISSN： 0918-7928  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 磁場閉じ込め核融合で,まず,必要なことは,入れ子状の磁気面構造を作ることである。しかし,たとえ入れ子状の磁気面構造を作ることができたとしても,MHD不安定性や不整磁場による磁場摂動の影響により,磁力線の繋ぎ変えを伴う磁場トポロジーの変化が起こる場合がある。その場合,「磁気島」と呼ばれる,入れ子状の磁気面構造中にセパラトリックスを持つ孤立した島構造が表れる。磁気島は閉じ込めの劣化をもたらすために,制御し抑制することが必要である。しかし,近年,トカマクプラズマを中心に磁気島をプラズマ輸送やMHD不安定性を制御するノブの一つとして活用する試みが広く行われている。この時,磁気島を作るべくプラズマ外から磁場摂動を加えているにもかかわらず,磁場摂動が遮蔽される,あるいは発生した磁気島が消滅する現象が発見された。本章では,なぜ磁気島が発生するのかを解説すると共に,トカマク,ステラレータ両磁場配位で見られる磁気島の自発的消滅現象について解説する。(著者抄録)

シソーラス用語： *磁気島 ,  プラズマ ,  *磁場閉込め ,  *磁気面 ,  摂動 ,  *磁力線 ,  境界 ,  輸送現象 ,  *マクロ不安定性 ,  トカマク ,  ステラレータ ,  磁場配位 ,  ハミルトニアン系 ,  回復 ,  構造
準シソーラス用語： プラズモイド ,  *磁場摂動 ,  セパラトリクス ,  プラズマ輸送過程 ,  *MHD不安定性 ,  自己修復 ,  磁場トポロジー

分類 (1件)： プラズマ波,プラズマ不安定性  (BJ02050T)

引用文献 (34件)：

• H.P. Furth et al., Phys. Fluids 6, 459 (1963).
• John Wesson, Toakamaks (Oxford Press, 2011).
• T. Evans et al., Nature Phys. 2, 419 (2006).
• S. Sakakibara et al., Plasma Phys. Control. Fusion 55, 014014 (2013).
• K. Narihara et al., Phys. Rev. Lett. 87, 135002 (2001).

タイトルに関連する用語 (5件)： プラズマ ,  磁場 ,  トポロジー ,  磁気島 ,  プラズモイド