抄録/ポイント：
抄録/ポイント
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硫黄湧水は,南部Saint Luciaにおける南半球火山センターに関連する活発な地熱地帯である。強く変質した岩石は,少なくとも200×400mの地域にわたって発生し,それに伴い,熱いプールと噴気を伴っている。プールは,3~7のpHと41~97°Cの温度で,ナトリウム-硫酸カルシウム型である。噴気は100°C以上の温度を持つ。噴気とバブリングプールから収集したガスは,CO2(601~993mmol/mol)と一般的に高いH_2S(3~190mmol/mol)の高い含有量を有していた。硫黄Sprを囲む最小変質母岩は,ほぼ均一な化学組成のカルクアルカリ性,長石質-石英-斑岩状安山岩から成る。これらの岩石は,塊状ドームと火山砕屑性ユニットを形成し,13~30ka前(Lindsayら,2013)に定置された。地熱地帯の中で,石英安山岩は,カオリナイト,イライト,スメクタイト,アルナイト,ナトロルナイト,クリストバライト,オパリンシリカ,天然硫黄,ジャロサイトおよび非晶質化合物の酸-硫酸塩集合に対して,中程度に高度に変化した。灰色から黒色の熱プールへの泥質堆積物はさらに硫化鉄を含む。火山岩(および誘導された火山砕屑性堆積物)の激しい変質にもかかわらず,ZrとTiは本質的に移動し続けており,これは前駆体(デイサイト)の同定と質量変化の計算を可能にする。変質した岩石と堆積物の多くは,Fe,Mg,Ca,Naの主要な枯渇を示す。極端に変化した試料はさらにAl,P,K,REE及びYの顕著な損失を示し,高酸性水による浸出を意味した。しかし,いくつかの高度に変質した岩石は,おそらく酸性熱水の中和または蒸発により,AlをPと共に得た。また,地熱地帯の中に存在するのは,非常に高い量のシリカと天然硫黄,<1%のAl_2O_3を有する大規模地帯である。質量変化の結果に基づいて,再結晶化されたシリカ-硫黄帯のシリカは,新しい熱水沈殿物として添加されるよりはむしろ,主に前駆体の石英から継承されていた。表面熱水はδ18O対δDのプロットにおける線形傾向を定義し,同位体濃縮の高レベルに達する。この傾向は天水の漸進的蒸発に起因する。トレンドの低勾配(1.4)は,地熱地帯の下にある深部塩水から約230°Cで得られた天水と水蒸気凝縮物の間の表層混合によって説明できる。4つの高度に変質した試料(カオリナイト-スメクタイト-オパール-硫酸塩)の全岩O-H同位体組成は,変質流体が水蒸気と天水の50:50混合物であり,変質が50~125°Cで起こったと仮定した。種々の量の硫酸塩,硫化物および天然Sを含む試料の全岩石δ34S値は,SO_2およびH_2Sのような火山ガスからの硫黄の誘導と一致して,すべて著しく負(-5~-16‰)である。地熱地帯における変質した岩石と熱プール堆積物は,一般的にHgとSe(最大50mg/kg)に富んでいる。硫黄泉において,一次安山岩質岩は化学的及び鉱物学的に酸性流体との反応により変成され,火山ガスが中性天水に凝縮した時に形成される。極端な場合,これはAl,PおよびREEsにおける損失または利得をもたらした。しかし,変質の程度に関係なく,前駆体岩石はTi-Zr関係を用いてまだ同定できる。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
