抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ササゲ(Vigna unguiculata)は多様な用途を持つ重要なマメ科作物である。この種は現在わずかな作物であり,その遺伝的多様性の評価は非常に限られている。本研究において,全部で200の遺伝的および100のゲノム単純配列反復(SSR)マーカーを,ササゲ単一遺伝子およびゲノム配列からそれぞれ開発した。それらの間で,27の遺伝的および27のゲノムSSRマーカーは多型であり,105の選択したササゲ系統における遺伝的多様性および個体群構造の評価に用いた。マーカー当たりの合計155の対立遺伝子と2.9の対立遺伝子を同定し,平均多型情報含有量(PIC)値は0.3615であった。ゲノムSSR(0.3996)の平均PICは,遺伝子性SSRs(0.3235)のそれより高く,多形ゲノムSSRの大部分は,ジ-およびトリヌクレオチド反復(それぞれの遺伝子座の51.9%および37.0%)から構成された。検出された遺伝的多様性の低いレベルは,ササゲ栽培化過程の間に生じた深刻な遺伝的ボトルネックに起因するかもしれない。この系統は,地理的起源または収集場所と良く相関する4つのサブグループに構造とクラスタ分析によって分類された。分類結果は,主な座標分析からの結果と一致し,品種改良のための育種材料としての将来の遺伝資源収集と選択の間の指針として用いることができた。本研究で記述された新しく開発された遺伝的およびゲノムSSRマーカーは,遺伝的多様性,個体群構造,遺伝資源系統の評価,遺伝地図の構築,興味ある遺伝子の同定,およびササゲ育種プログラムにおけるマーカー支援選抜の応用のための貴重なゲノム資源である。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】