文献
J-GLOBAL ID:201802217977871219   整理番号:18A0503543

重力アークトモグラフィーから分かった赤方偏移1にある塊状の異方的な銀河ハロー

A clumpy and anisotropic galaxy halo at redshift 1 from gravitational-arc tomography
著者 (9件):
資料名:
巻: 554  号: 7693  ページ: 493-496  発行年: 2018年02月21日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
あらゆる星形成銀河には,少なくとも100キロパーセクまで広がる金属に富むガスのハローがあることが,背景クエーサーのスペクトルにこのガスが残した吸収線の存在から明らかになっている。しかし,クエーサーはまばらで,通常は途中にある銀河を通過する1本の狭いビーム放射しか調べられない。近接クエーサー連星や重力レンズクエーサーを使えば,本質的に一次元なこの技術の使用を避けられるが,こうした天体はまれであり,銀河の周りにある物質の構造をうまく絞り込めていない。結果として,銀河寿命内でのバリオンのリサイクルを駆動する物理過程はよく分かっていない。本論文では,広がった背景光源,すなわち巨大な明るい重力アークの面分光(トモグラフィック分光)について報告する。これによって我々は,赤方偏移0.98(約80億年前)の介在銀河の系内のMg IIの吸収線(濃いガスの標準トレーサー)の空間分布や運動学的分布を首尾一貫して描くことができた。我々の重力アークトモグラフィーは,銀河の系からの距離が増大するにつれて吸収強度が減少する塊状の物質の存在を示しており,これはクエーサーについての結果とよく一致する。さらに我々は,ガスが等方的に分布していないことを示す強力な証拠を見いだした。興味深いことに,約600平方キロパーセクの投影面積において運動学的な変動がほとんど検出されず,全ての視線速度は互いに秒速数十キロメートル以内に収まっていた。今回の結果は,検出された吸収線が銀河アウトフロー内ではなくリサイクルされた混入物質に起因することを示唆している。Copyright Nature Japan KK 2018
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
, 【Automatic Indexing@JST】
分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
星雲 
タイトルに関連する用語 (3件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る