抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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国内の食品市場は成長し,広範囲にわたる多様なセグメントを持つ成熟段階に入った。この「レッドオーシャン」市場で製品が生き残るためには,様々な心理学的態度を持つ消費者に対して具体的なアピールを持つべきである。そこで本研究では,食品に対する心理学的特性に従って日本人消費者をセグメント化し,セグメント化された各消費者グループの消費動機に及ぼす影響を評価することを目的とした。既婚女性を対象としたオンラインアンケートベースの調査を行い,異なる食品態度を持つ4つの異なるクラスターを明らかにした。1)食品に多く出費する,2)金銭を節約し,シンプルな食品を摂る,3)金銭は節約するが食生活は楽しむ,4)家族との時間を大切にするがシンプルな食品を摂る。さらに,MANOVAを用いたところ,これら4つの消費者グループは,豚肉に対する異なる消費動機を示した。これらの結果に基づいて,心理学的特性に基づく消費者のセグメンテーションが,食品市場戦略を作成するために有用な方法であることを示唆した。(翻訳著者抄録)