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J-GLOBAL ID：201802218397665281   整理番号：18A0994944

センダン(Melia azedarach)の幹および根の組織構造に対する顕微鏡観察の一例

Preliminary Microscopic Observation on the Trunk and Root of Melia azedarach

著者 (4件)： 宮藤久士 (京都府立大学 大学院生命環境科学研究科) ,  堀田燿介 (京都府立大学 大学院生命環境科学研究科) ,  糟谷信彦 (京都府立大学 大学院生命環境科学研究科) ,  村田功二 (京都大学 大学院農学研究科)
資料名： 材料  (Journal of the Society of Materials Science, Japan)
巻： 67  号： 5  ページ： 557-561(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： F0385A  ISSN： 0514-5163  CODEN： ZARYA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・Melia azedarachの幹と根における組織に関する観察を,走査電子顕微鏡と光学顕微鏡によって実施した。M.azedarachの幹は環孔材であることが分かったが,道管は根の組織で拡散した。幹における木材繊維と仮導管は,根におけるそれらより非常に長かった。しかし,幹における放射柔組織は,根におけるそれより非常に短かった。道管要素と小道管要素の長さにおいて,有意差は,幹と根の間で見つからなかった。比較研究は,M.azedarachの道管要素における長さと幅がZ.serrataのそれらに等しいことを明らかにした。これら2つの木材種の外観における類似性は,おそらく道管要素のサイズにおけるこの類似性によるものである。M.azedarachの他の特性として,柔細胞における2つの異なる含有量が見出された。一つは澱粉であり,他はシュウ酸カルシウムの角柱結晶であると仮定した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *センダン科 ,  *樹幹 ,  *根 ,  光学顕微鏡法 ,  電子顕微鏡観察 ,  栽培品種 ,  広葉樹材 ,  *木部 ,  林業 ,  福井県 ,  木材構造 ,  微細構造 ,  植物細胞 ,  道管 ,  木部繊維 ,  仮道管 ,  ケヤキ ,  澱粉 ,  脂肪族カルボン酸 ,  カルボン酸塩 ,  ジカルボン酸
準シソーラス用語： Melia azedarach ,  樹種 ,  早生種

著者キーワード (5件)： 木材 ,  Melia Azedarach ,  組織 ,  SEM ,  顕微鏡観察

分類 (1件)： 木材の性質・構造  (FF05020Z)

物質索引 (1件)： シュウ酸カルシウム

引用文献 (18件)：

• 1) “Annual report on trends in forests and forestry fiscal year 2015”, Forestry Agency, p.92 (2015).
• 2) J. Matsumura, “Growth and quality of domestic fast-growing tree”, SANRIN,No. 1458,pp.20-26 (2005).
• 3) M. Iwasaki, S. Saka, T. Fujima, T. Hayashi, J. Matsumura and K. Murata, “Fast-growing tree -industrial plantation and its utilization-“, Kaiseisha, p.7 (2012).
• 4) M. Takagi, K. Gyokusen, R. Ieiri and A. Saito, “Relationship between growth and gas exchange rate in hardwood”, Kyushu Journal of Forest Research, No.47,pp.119-120 (1994).
• 5) “Methods for growing Melia azedarach. revised version”, Kumamoto Forestry Research and Instruction center, (2015). http://www.pref.kumamoto.jp/kiji_13016.html

タイトルに関連する用語 (5件)： Melia ,  幹 ,  根 ,  組織構造 ,  顕微鏡観察