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J-GLOBAL ID：201802218571259256   整理番号：18A1229113

防波堤形状が津波越流時のマウンド被覆ブロックの安定性に及ぼす影響

THE INFLUENCE OF SHAPES OF BREAKWATERS ON STABILITY OF ARMOR UNITS UNDER TSUNAMI OVERFLOW CONDITION

著者 (10件)： 大村智宏 (国立研究開発法人水産研究・教育機構 水産工学研究所) ,  八木宏 (防衛大学校 システム工学群建設環境工学科) ,  古市尚基 (国立研究開発法人水産研究・教育機構 水産工学研究所) ,  杉松宏一 (国立研究開発法人水産研究・教育機構 水産工学研究所) ,  中山哲嚴 (株式会社アルファ水工コンサルタンツ) ,  朝倉邦友 (水産庁漁港漁場整備部整備課) ,  本宮佑規 (水産庁漁港漁場整備部整備課) ,  門安曇 (国際気象海洋株式会社) ,  野地雅貴 (株式会社アルファ水工コンサルタンツ) ,  加藤広之 ((一財)漁港漁場漁村総合研究所)
資料名： 土木学会論文集 B2(海岸工学)(Web)  (海岸工学論文集(Web))
巻： 73  号： 2  ページ： I_1015-I_1020(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0396A  ISSN： 1883-8944  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 背後マウンド被覆材の安定性の評価手法としては,イスバッシュ式や越流水深に基づく算定法が提案されているが,上部パラペットを有する場合については十分検討されていない.本研究では様々な上部パラペット形状を有する防波堤について水理模型実験や数値計算を実施し,被覆ブロックの安定性に及ぼす影響について検討した.その結果,同一の天端高を有する防波堤ではパラペットを設けた方が被覆ブロックの安定性が高まり,パラペット幅と堤体幅の比が0.3以上のとき,越流水深で15%程度の増加に耐える効果があることを実験的に示した.また,数値計算からは被覆ブロック上下の圧力差が被災の一因であることが最大波圧との関係により示唆された.(著者抄録)

シソーラス用語： *防波堤 ,  *越流 ,  津波 ,  *ブロック ,  *被覆材 ,  *安定性 ,  計算理論 ,  胸壁【構造物】 ,  数値計算 ,  水理模型実験
準シソーラス用語： 水理模型試験 ,  *津波越流 ,  *マウンド ,  *被覆ブロック ,  イスバッシュ式 ,  上部パラペット ,  パラペット

著者キーワード (5件)： tsunami overflow ,  composite breakwater ,  parapet ,  armor units ,  stability

分類 (2件)： 海岸工学  (RC13000X) ,  自然災害  (RA02030M)

引用文献 (9件)：

• 1) (独法)水産総合研究センター : 東日本大震災による漁港施設の地震・津波被害に関する調査報告(第一報), 国立研究開発法人水産研究・教育機構水産工学研究所HP, 134p., 2012.
• 2) 水産庁 : 平成23年東日本大震災を踏まえた漁港施設の地震・津波対策の基本的な考え方, 水産庁 HP, 98p., 2014.
• 3) 水産庁 : 漁港・漁場の施設の設計参考図書(2015年版), (公社)全国漁港漁場協会, 1100p., 2016.
• 4) Coastal Engineering Research Center : Shore Protection Manual, U.S. Army Corps of Engineers, Vol.II, pp. 7_213-7_216, 1984.
• 5) 三井順,松本朗,半沢稔,灘岡和夫 : 防波堤港内側マウンド被覆材の津波越流に対する安定性照査方法の提案, 土木学会論文集B2(海岸工学), Vol. 69, No. 2, pp. I_956- I_960, 2013.

タイトルに関連する用語 (4件)： 防波堤 ,  津波越流 ,  被覆ブロック ,  安定性