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J-GLOBAL ID：201802218580867920   整理番号：18A1633344

シクロデキストリンを用いたジフェニルアセチレンの2光子イオン化

Two-Photon Ionization of Diphenylacetylene in the Presence of Cyclodextrin

著者 (5件)： 原道寛 (福井工大) ,  鳥取央 (福井工大) ,  箕崎知香 (福井工大) ,  上松伯章 (福井工大) ,  竹下達哉 (福井工大)
資料名： 福井工業大学研究紀要(CD-ROM)  (Memoirs of Fukui University of Technology (CD-ROM))
号： 48  ページ： 83-90  発行年： 2018年06月30日 
JST資料番号： X0305B  ISSN： 1884-4456  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： この文献において266nmレーザパルス照射を用いてシクロデキストリンの存在中,ジフェニルアセチレン(DPA)の2光子イオン化(TPI)の研究を報告する。レーザフラッシュ内(5ns)のDPAのTPIは,DPAのラジカルカチオンと水和電子を生じた。α-CD,β-CDおよびγ-CDの存在中(1.0×10^-2M)の存在中,DPAのイオン化量子収量(Φ_ionは,計算するとそれぞれ1.8±0.1%,1.3±0.1%および1.0±0.1%であった。溶媒和から起こる安定化エネルギーとエキサイマ生成によって誘起されるこの結果が,CDキャビティ大きさのためであることを示した。CD濃度が1.0×10^-3Mに低下されると,DPAのΦ_ionが蛍光寿命(τ)を有して低下した。全体としてCDの存在中,DPAのTPIがτ,溶媒和から起こる安定化エネルギおよびエキサイマ生成によって影響されることが分かった。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： シクロデキストリン ,  *光イオン化 ,  カチオンラジカル ,  水和電子 ,  量子収量 ,  溶媒和 ,  エキシマ ,  蛍光寿命 ,  *閃光分解 ,  包接化合物 ,  *レーザパルス ,  *レーザーフラッシュフォトリシス ,  芳香族炭化水素 ,  アセチレン化合物
準シソーラス用語： 包接錯体

分類 (1件)： 光化学一般  (CB08010U)

物質索引 (1件)： ジフェニルアセチレン

タイトルに関連する用語 (4件)： シクロデキストリン ,  ジフェニルアセチレン ,  2光子 ,  イオン化