抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿では,オープンソースソフトウェアなどの開発プロセスを2種類のノードと2種類のエッジからなるバージョニング・グラフとしてモデル化することを提案する。バージョニング・グラフにおけるノードは,開発される対象のソースファイルなどのオブジェクトを表すものと,協調作業の参加者を表すものの2種類とし,エッジは,参加者のオブジェクトへの貢献を表す貢献エッジと,オブジェクト間の更新を表す更新エッジの2種類とした。このモデル化により,開発プロセスをノードやエッジの「変更」ではなく,更新エッジの「追加」として表現されるので,動的に追加されるストリーミンググラフの可視化により,アニメーションとして開発プロセスを表現できる。さらに本稿では,このストリーミンググラフを3D空間上で可視化するツールGitVis3Dを開発した。提案する可視化手法では,z軸を時間軸とすることで,x-y平面をその時のノード間の関係を表すスナップショットとみなすことが可能となり,特定のタイムスライスに焦点を当てることで,当時どのオブジェクトが存在し,それらを誰が作成または変更したのかを直観的に把握することが可能になる。(著者抄録)