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J-GLOBAL ID：201802219008317480   整理番号：18A0914873

異なる乾燥条件下におけるフライアッシュモルタルの乾燥収縮ひび割れ特性に関する研究

STUDY ON DRYING SHRINKAGE CRACKING PROPERTIES OF FLY ASH MORTAR UNDER DIFFERENT DRYING CONDITIONS

著者 (4件)： 吉川悟史 (大分大学 大学院工学研究科環境工学専攻(〒870-1192大分県大分市大字旦野原700)) ,  佐藤嘉昭 (株式会社ゼロテクノ(〒870-0027大分県大分市末広町1-5-16)) ,  大谷俊浩 (大分大学 理工学部創生学科建築学コース(〒870-1192大分県大分市大字旦野原700)) ,  上田賢司 (株式会社ゼロテクノ(〒870-0027大分県大分市末広町1-5-16))
資料名： セメント・コンクリート論文集(Web)  (Cement Science and Concrete Technology (Web))
巻： 71  号： 1  ページ： 386-393(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U1105A  ISSN： 2187-3313  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： フライアッシュ(以下FA)を使用したコンクリートのひび割れ抑制効果については十分な知見が得られていない。本研究では,FAを混和したモルタルを用いて乾燥湿度を変化させた環境下で拘束ひび割れ試験を行い,FAの収縮ひび割れ抵抗性について検討を行った。実験の結果,相対湿度が低いほどひび割れが生じた供試体数が多く,早期にひび割れが発生した。また,FAを混入した調合は,無混入と比較してひび割れが発生した供試体が少なく,ひび割れ発生材齢も遅延した。FAを混和することで乾燥収縮ひずみが小さくなるとともに,モルタルに発生する拘束応力の増加速度も小さくなったため,ひび割れ抑制効果に繋がったと考えられる。(著者抄録)

シソーラス用語： *セメントモルタル ,  *乾燥収縮 ,  *応力割れ ,  フライアッシュ ,  調合 ,  鉄筋コンクリート ,  材料試験 ,  コンシステンシー【軟度】 ,  相対湿度 ,  圧縮強さ ,  引張強さ ,  亀裂発生 ,  残留応力 ,  経時変化 ,  割裂引張強さ ,  溶接拘束応力 ,  機械的性質 ,  強度
準シソーラス用語： フレッシュ性状 ,  割裂強度 ,  拘束応力

著者キーワード (12件)： モルタル ,  改質フライアッシュ ,  相対湿度 ,  乾燥収縮ひずみ ,  収縮ひび割れ ,  鉄筋埋設試験 ,  Mortar ,  Carbon-free fly ash ,  Relative humidity ,  Drying shrinkage strain ,  Shrinkage cracking ,  Embedded reinforcing bar test

分類 (2件)： モルタル,コンクリート  (RA06042H) ,  建設管理  (RA01096R)

引用文献 (5件)：

• 1) 伊藤七恵ほか:高品質フライアッシュを用いたコンクリートの調合設計に関する研究、コンクリート工学年次論文集、Vol.33、No.1、pp.167-172(2011)
• 2) 吉川悟史ほか:モルタル供試体を用いた収縮ひび割れ試験方法に関する実験的研究、コンクリート工学年次論文集、Vol.38、No.1、pp.515-518(2016)
• 3) 竹田吉紹、佐藤嘉昭、永松静也:乾燥にともなうコンクリートの各種強度変化について、日本建築学会学術講演梗概集、57、pp.353-354(1982)
• 4) 馬場明生:建築材料の乾燥収縮機構とその応用に関する研究、東京大学学位論文(1975)
• 5) 清原千鶴ほか:複合則理論を用いたコンクリートの乾燥収縮ひずみの予測式-終局乾燥収縮ひずみの評価方法-、日本建築学会構造系論文集、第590号、pp.9-16(2005)

タイトルに関連する用語 (1件)： 研究