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J-GLOBAL ID：201802219023432915   整理番号：18A1885061

逆解析を用いた地下水流動のモデル化・解析に関する研究(その2)

Study on Modeling and Analysis of Groundwater Flow with Inverse Analysis (Part 2)

著者 (9件)： 尾上博則 (日本原子力研究開発機構 東濃地科セ) ,  山本真哉 (日本原子力研究開発機構 東濃地科セ) ,  山本真哉 (清水建設) ,  小橋昭夫 (日本原子力研究開発機構 東濃地科セ) ,  尾崎裕介 (日本原子力研究開発機構 東濃地科セ) ,  櫻井英行 (日本原子力研究開発機構 東濃地科セ) ,  櫻井英行 (清水建設) ,  増本清 (日本原子力研究開発機構 東濃地科セ) ,  増本清 (島根大 大学院総合理工学研究科)
資料名： 日本原子力研究開発機構JAEA-Research(Web)
号： 2018-003  ページ： WEB ONLY  発行年： 2018年06月 
JST資料番号： U0304A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 高レベル放射性廃棄物の地層処分における安全性を評価するにあたっては,地下深部の処分施設から人間環境への放射性核種の主要な移行媒体となる地下水の流動特性を適切に評価することが重要である。処分施設は深度300m以深に建設され,かつその大きさは数km四方に及ぶことから,地下深部での処分坑道近傍から広範囲の様々な空間スケールにおける水理学的な不均質性を効率的に評価する調査・解析手法の整備は重要な課題の1つである。水理学的な不均質を推定するにあたっては,揚水試験などによる地下水の水圧変化データを用いた地下水流動の逆解析が有効な手法の一つとして挙げられる。そこで,本研究では瑞浪超深地層研究所周辺における透水不均質性の高い岩盤を対象とした数値実験を実施し,推定対象とする水理地質構造を絞り込むことや評価対象領域の水理地質構造を考慮した観測点の配置が重要であることを確認した。また,原位置で実施した揚水試験データを用いた逆解析を実施し,水圧応答データを用いた逆解析が,重要な水理地質構造の特定や水理地質構造の概念および解析モデルの信頼性や不確実性を評価する上での有効なツールの一つであることが示された。さらに,地上からの調査段階を想定した地下水流動特性評価における逆解析の適用方法を提示した。(著者抄録)

シソーラス用語： *高レベル廃棄物 ,  解析 ,  *深地層処分 ,  *環境放射性核種移動 ,  水理学 ,  放射性廃棄物処分施設 ,  *地下水流動 ,  *揚水試験 ,  *地質構造 ,  透水性
準シソーラス用語： 高レベル放射性廃棄物 ,  逆解析 ,  水理地質構造

分類 (1件)： 放射性廃棄物  (MB05000Y)

引用文献 (16件)：

• 小橋昭夫,尾上博則,山本真哉,本多眞,櫻井英行,増本清:“逆解析を用いた地下水流動のモデル化・解析に関する研究(共同研究)”,JAEA-Research 2015-022 (2016),89p.
• 日本原子力研究開発機構:“超深地層研究所 地層科学研究基本計画”,JAEA-Review 2010-016 (2010),37p.
• 動力炉・核燃料開発事業団:“広域地下水流動研究基本計画書”,PNC TN7020 98-001(1997),12p.
• 糸魚川淳二:“瑞浪地域の地質”,瑞浪市化石博物館専報,第1号(1980),50p.
• 陶土団体研究グループ:“断層境界を伴う多数の基礎ブロックからなる内陸盆地 -岐阜県多治見市周辺の東海層群堆積盆地の例-”,地球科学,Vol.53,No.4,pp.291-306 (1999).

タイトルに関連する用語 (4件)： 解析 ,  地下水流動 ,  モデル化 ,  研究