抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的:肝細胞癌(HCC)に対する肝移植(LT)後のステロイドフリー免疫抑制の有効性と安全性を評価することを目的とした。【方法】著者らは,中国肝臓移植登録(CLTR)データベースに基づくLT(SF群,n=368)の後,ステロイドなしでHCC再発を遡及的に分析した。これらのレシピエントは,傾向スコアに従って,HCCに対するLT後の同じ期間にステロイド(S群,n=736)を用いた患者と1:2に一致した。結果:多変量解析は,若い年齢のレシピエント(オッズ比(OR),1.053;P=0.011),術前B型肝炎ウイルス(HBV)DNA 1000コピー/mL(OR,2.597;P=0.004)およびMilan基準(OR,4.255;P<0.001)を,LT後のステロイド回避レシピエントにおける腫瘍再発と関連したリスク因子として同定した。SF群におけるMilan基準を満たしている患者は,S群におけるそれらより高い全体的および腫瘍のない生存率を示した(P<0.05)。多変量解析により,Milan基準を超えたレシピエントは,全生存(OR,1.690;P<0.001)および腫瘍のない生存(OR,2.066;P<0.001)に対する独立予後因子であることを明らかにした。新しい発症糖尿病の発生率(21.20%vs33.29%,P<0.001),新規発症高血圧症(10.05%vs18.61%,P<0.001)および高脂血症(4.08%vs7.20%,P=0.042)は,SF群で有意に低かった。結論:ステロイドを含まない免疫抑制は,LTにおけるHBV関連HCC両親に対して安全で,実行可能である。Age,HBV DNAレベルおよびMilan基準は,ステロイド回避レシピエントにおける腫瘍再発に関連する危険因子である可能性がある。Milan基準を超えたレシピエントは独立予後因子であり,Milan基準を満たすレシピエントはステロイドフリー免疫抑制から最も利益を得ることができる。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】