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J-GLOBAL ID:201802219469119242   整理番号:18A1941841

低酸素症を克服し,光線力学的癌治療を強化するためのフッ素化ポリマーミセル【JST・京大機械翻訳】

Fluorinated polymeric micelles to overcome hypoxia and enhance photodynamic cancer therapy
著者 (10件):
資料名:
巻:号: 11  ページ: 3096-3107  発行年: 2018年 
JST資料番号: W2460A  ISSN: 2047-4849  CODEN: BSICCH  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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癌治療法の代替選択としての光線力学療法(PDT)は,過去数十年で注目を集めている。十分な量の酸素は,PDTの成功における一重項酸素(~1O_2)の生産に必須である。しかしながら,低酸素は癌の典型的な特徴であり,PDTの最も重要な制限因子の1つである。低酸素腫瘍微小環境を克服し,非常に効率的な光線力学的癌治療を達成するため,光増感剤Ce6負荷フッ素化高分子ミセル(Ce6-PFOC-PEI-M)を,ペルフルオロオクタン酸と分岐ポリエチレンイミン(10kDa)から調製した両親媒性高分子の自己集合により構築した。高分子ミセルCe6-PFOC-PEI-Mにおけるペルフルオロアルキル基の導入は,ペルフルオロカーボンに類似した酸素輸送能を保持し,酸素レベルを増加させ,酸素欠乏条件下でC6グリオーマ細胞における低酸素を克服した。対照として,ペルフルオロアルキル基のないCe6-OC-PEI-Mは,同じ条件下でC6グリオーマ細胞の酸素レベルを増加させることができなかった。レーザ照射により,Ce6-PFOC-PEI-Mは,Ce6-OC-PEI-MよりもC6グリオーマ細胞においてより活性な酸素種(ROS)を生成し,Ce6-OC-PEI-Mよりもin vitroでのより高い光毒性とin vivoでの光線力学的腫瘍増殖阻害をもたらした。さらに,Ce6-PFOC-PEI-MとCe6-OC-PEI-Mの間の腫瘍組織におけるCe6の含有量に差はなかった。PDTにおけるCe6-PFOC-PEI-Mのより高い有効性は,腫瘍におけるCe6のより高い含有量よりもむしろその酸素運搬能力に起因する。提示したフッ素化高分子ミセルは,種々の光増感剤のデリバリーにおける新しいプラットフォームを提供し,PDT癌治療の有効性を改善する大きな可能性を有する。Copyright 2018 Royal Society of Chemistry All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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医用素材  ,  腫ようの実験的治療 

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