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J-GLOBAL ID:201802219484891110   整理番号:18A0395926

月の散乱減衰プロファイル:浅発月震の意味とメガレゴリスの構造【Powered by NICT】

Scattering attenuation profile of the Moon: Implications for shallow moonquakes and the structure of the megaregolith
著者 (4件):
資料名:
巻: 262  ページ: 28-40  発行年: 2017年 
JST資料番号: E0329C  ISSN: 0031-9201  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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月地震のエンベロープ記録の定量的分析に基づく月の短周期地震波の減衰の測定を報告した。著者らのデータセットは62イベント,人工と自然の影響,浅発月震と深発月震を含む対応する波形,アポロ計画12 14 15および16年に配置された四地震計によって記録されたから構成されている。減衰を定量化し,弾性(散乱)および非弾性(吸収)機構を区別するために,エネルギーtmaxとコーダQ値の最大の到達時間を測定した。前者は散乱と吸収によって制御され,一方,後者は吸収のための優れた指標である。月における地震記象波形包絡線の強い広がりと一致して,深さ依存性散乱と吸収媒質中の地震エネルギーの伝搬をモデル化するために,球面幾何学における拡散理論を採用した。深発月震と影響の予測と観測されたtmax間の不整合を最小にするために,遺伝的アルゴリズムを採用し,散乱品質因子Q Scによる定量化の深さ依存性の減衰モデルの多数または波拡散係数D,および吸収品質因子Qiを調べた。データに最も適合する散乱と吸収プロファイルは,月の最初の10kmにおける非常に強い散乱減衰(Q sc≦10)または対応する非常に低い波拡散率(D ≒ 2 km~2/s)を示した。これらの値は,地球,すなわち火山地域に最も不均一領域に対応している。この表面層以下では,QSCとDは約一桁の急激な増加を示す拡散係数は約80kmの深さまで非常に緩やかに上昇した。100km深さ以下では,QSCは約150km,地球マントルで見出されたものに類似の値の深さで約2000まで急速に増加した。対照的に,月Qi≒2400に及ぼす吸収品質因子は地球上におけるよりも約1桁又は大きさである。著者らの結果は,約100km厚さの大規模表土(megaregolith)の存在であり,以前に考えられていたものよりも非常に大きいことを示唆した。この深さより下で散乱減衰の急速な減少が粘弾性機構を介して亀裂治癒と互換性がある。減衰モデルを用いて,震央距離とtmaxの観察された変化に基づいた浅い月震の深さを計算した。平均については,約50kmの±20kmの深さ,これらの地震は,月の脆性部における深部断層の破壊に起因することを示唆するから生じることが分かった。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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地震波伝搬  ,  地震活動 
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