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J-GLOBAL ID:201802219668387871   整理番号:18A1803464

ナイルティラピア(Oreochromis niloticus)由来の脾臓チロシンキナーゼ:分子特性化,細菌感染時の発現パターンおよびBCRシグナル伝達と炎症応答における潜在的役割【JST・京大機械翻訳】

Spleen tyrosine kinase from Nile tilapia (Oreochromis niloticus): Molecular characterization, expression pattern upon bacterial infection and the potential role in BCR signaling and inflammatory response
著者 (11件):
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巻: 82  ページ: 162-172  発行年: 2018年 
JST資料番号: W1617A  ISSN: 1050-4648  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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非受容体チロシンキナーゼファミリーのメンバーである脾臓チロシンキナーゼ(SYK)は,B細胞シグナル伝達経路を活性化し,炎症反応を調節することができる病原体感染に対する免疫応答において重要な役割を果たす。この研究では,ナイルティラピア(Oreochromis niloticus)オーソログ(OnSYK)を同定し,細菌感染に対する発現パターン,B細胞活性化経路および炎症反応における機能について特性化した。OnSYK ORFのcDNAは,616アミノ酸のポリペプチドをコードする1851bpのヌクレオチド配列を含んでいた。推定されたOnSYK蛋白質は,2つのSH2ドメインとTyrKcドメインを含む他の種SYKと高度に相同であった。空間mRNA発現分析は,OnSYKが広い組織分布を有し,肝臓で高度に発現していることを明らかにした。in vivoでのStreptococcus agalactiae(S.agalactiae)のチャレンジ後に,OnSYKのmRNA発現は,頭腎,脾臓および肝臓で有意に上方制御された。また,OnSYK転写物のアップレギュレーションは,in vitroでS.agalactiaeとLPSによる頭腎と脾臓白血球刺激においても異なり,それはFACS分析によって頭部腎臓白血球における蛋白質レベルで確認された。さらに,in vitroでのマウス抗OnIgMモノクローナル抗体による誘導後に,OnSYKとその下流分子(OnLYN,OnBLNKとOnAP-1)の発現は,頭腎臓白血球で有意に上方制御され,阻害剤(P505-15)によるSYK活性の薬理阻害は,OnLYN,OnBLNKとOnAP-1の発現を有意に減弱した。さらに,LPSチャレンジにおいて,OnSYK,OnTNF-α,OnIL-6およびOnAP-1の発現も,頭部腎臓単球/マクロファージにおいて上方制御された。SYK阻害剤(BAY61-3606)による処理後に,OnTNF-α,OnIL-6およびOnAP-1の発現は,LPSチャレンジした頭腎臓単球/マクロファージにおいて阻害された。まとめると,本研究の結果は,BCRシグナル伝達と炎症応答において潜在的役割を果たすOnSYKが,ナイルティラピアにおける細菌感染に対する宿主防御に関与している可能性があることを示した。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
免疫反応一般  ,  生体防御と免疫系一般 

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