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J-GLOBAL ID:201802219790134224   整理番号:18A0745488

小学校理科の教科書に記載されている生物とそれら生物の名称に関する教員養成学部生へのアンケート調査

著者 (1件):
資料名:
巻: 59  号:ページ: 83-94  発行年: 2018年04月01日 
JST資料番号: X0663A  ISSN: 0287-119X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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小学校理科では,野外での生物観察など自然との関わり合いの中で児童が問題を見出すことが求められている。一方で,小学校教員や教員を目指す大学生は野外での生物観察の指導に不安を感じていることが指摘されている。本研究では,野外での生物観察を行う単元において,教科書で取り扱われる頻度が高い生物,その中でも特に学生が知らないと感じている生物を明らかにすることで,小学校の教員を目指す大学生が野外での生物観察を指導する自信を高める大学での効果的な支援を探るための基礎資料を提供する。小学校理科の教科書に記載されている生物を調査した結果,全体で190の動物と134の植物が記載されていた。その中で「昆虫と植物」,「身近な自然の観察」,「季節と生物」の野外での生物観察を行う単元で記載されていた動植物は3~6学年全体で記載されている生物の約半数(54.2%)を占めていた。一方で,単元間で共通して見られた生物,出版社間で共通して見られた生物は動物38,植物30のみであった。教員養成学部の大学生を対象とした調査から,教科書に記載されている生物のうち,動物では鳥類,植物では野生草本について,その生物を知らないと回答する学生が多いことが明らかとなった。以上のことから,大学の授業においては,単元間,出版社間で共通して見られる生物をまず取り上げること,特に鳥類と野生草本を授業の材料として取り上げることで,小学校教員を目指す大学生が野外での生物観察を将来指導するための基礎的な知識を効果的に高めることができると考えられる。(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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生物科学一般  ,  科学技術教育 
引用文献 (27件):
  • 阿部弘和・表上智子・星出一巳(1980)生物教育を考えるII-昆虫の名前の定着度調査-.山口大学教育学部研究論叢30(3):45-52.
  • 星出一巳・阿部弘和(1979)生物教育を考えるI-昆虫の名前の定着度調査-.山口大学教育学部研究論叢29(3):85-107.
  • 川崎直哉 他12名(2007)理科実験・観察指導に優れた小学校教員養成のカリキュラム開発-平成18年度文部科学省「わかる授業実現のための教員の指導力向上プログラム」委嘱事業-.p.24.上越教育大学.
  • 北村太一郎(1982)中学生の動物の分類概念に関する調査.日本理科教育学会研究紀要23(1):65-74.
  • 三橋祐次郎・中村雅彦(2011)小学校教師の理科野外観察に関する実態調査.上越教育大学研究紀要30:215-220.
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