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J-GLOBAL ID：201802219928954943   整理番号：18A0778742

セルロースナノファイバー/アクリロニトリルブタジエンゴム複合体の作製とその性質

著者 (3件)： 三宅太里 (京大 生存研) ,  BISWAS Subir K. (京大 生存研) ,  矢野浩之 (京大 生存研)
資料名： 日本木材学会大会研究発表要旨集(完全版)(CD-ROM)  (日本木材学会大会研究発表要旨集(CD-ROM))
巻： 68th  ページ： ROMBUNNO.K15-P-22  発行年： 2018年03月05日 
JST資料番号： L1221B  ISSN： 1349-0532  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 合成樹脂のエマルジョンとセルロースナノファイバー(CNF)を混合した場合,エマルジョン中の樹脂粒子はCNFによって隔離された構造になり,それは樹脂中へのCNF均一分散とは異なる。したがって,その構造の違いによる補強メカニズムの差違は興味深い。本研究では,CNFによって隔離された構造を持つ複合材料におけるCNFの補強効果を理解するために,補強効果の差が見えにくい硬い樹脂ではなく,補強効果が顕著に現れる柔らかいゴム(今回はアクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)ラテックス)を使用した。また,より均一なCNFを得るため,TEMPO酸化セルロースナノファイバー(TOCN)を用い,その補強効果について検討した。CNF/NBR複合化フィルムの応力ひずみ曲線において,CNF3%以上の繊維率では降伏点が存在し,その降伏を生じる引張ひずみは,繊維率が増加しても等しいことがわかった。したがって,繊維率に依らずCNFネットワークは等しい引張ひずみのときに破断しているといえる。(著者抄録)

シソーラス用語： *セルロース繊維 ,  *ナノファイバ ,  セルロース ,  *ニトリルゴム ,  複合材料 ,  繊維強化 ,  応力歪曲線 ,  乳剤 ,  *セルロースナノファイバー ,  強化繊維 ,  曲線 ,  線
準シソーラス用語： NBR【ゴム】 ,  *アクリロニトリルブタジエンゴム ,  繊維補強

分類 (2件)： 多糖類  (CF10054P) ,  充填剤,補強材  (YH05030J)

タイトルに関連する用語 (5件)： セルロースナノファイバー ,  アクリロニトリルブタジエンゴム ,  複合体 ,  作製 ,  性質