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J-GLOBAL ID:201802220213533266   整理番号:18A0837212

ハイパーシュプリームカムのソフトウェアパイプラインの特徴付けと測光性能

Characterization and photometric performance of the Hyper Suprime-Cam Software Pipeline
著者 (16件):
資料名:
巻: 70  号: SP1  ページ: S6.1-S6.28  発行年: 2018年 
JST資料番号: W2414A  ISSN: 0004-6264  CODEN: PASJA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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すばる戦略枠プログラム(SSP)は,すばる望遠鏡搭載のハイパーシュプリームカム(HSC)を用いた野心的なマルチバンドサーベイである。SSPのワイドレイヤーは広くて深く,i~26.0magの検出限界に達している。これらの深さでは,5つのバンドすべてにわたって正確で,バイアスのない,整合性のある測光を達成することは困難である。HSCデータは,大型シノプティック・サーベイ望遠鏡用のプロトタイプパイプライン上に構築されたパイプラインを用いて整約される。著者らは,実際のHSC画像に合成銀河を導入するための,SynPipeと呼ばれる,Pythonベースの柔軟なフレームワークを開発した。ここでは,SynPipeの設計と実装を説明し,HSCパイプラインの測光性能を調べるために合成銀河のサンプルを生成した。恒星に対して,iバンドにおいてi~19.0magで1%の測光精度,i~25.0magで6%の測光精度を達成した(それぞれ~0.01magと~0.06magの統計的ばらつきに対応する)。単一のSersicプロファイルを持つ合成銀河に対して,forced CModel測光は,iバンドでi~20.0magで13%の測光精度,i~25.0magで18%の精度を達成した(それぞれ約0.15magと~0.22magの統計的ばらつきに対応する)。forced点広がり関数とCModel測光の両方が,シーイング条件に対してロバストなバイアスのない色推定をもたらすことを示した。著者らは,第一期公開HSCデータリリース(DR1)のために使用されたHSCパイプラインのバージョンに当てはまる,考慮すべきいくつかの注意事項を明らかにした。第一に,ある天体が他の天体とブレンドされる程度は,全体的な測光性能に影響を与える。これは特に点源に対して真である。大きくブレンドされた天体は,より大きな測光不確実性,系統的に過小評価されたフラックス,およびわずかにバイアスされた色を持つ傾向がある。第二に,22.5<i<25.0magにおける星のうち20%を超える星は,広がった天体として間違って分類されうる。第三に,現在のCModelアルゴリズムは,i>21.5magの銀河の半光度半径と楕円率を強く過小評価する傾向がある。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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宇宙線・天体物理観測技術 
タイトルに関連する用語 (2件):
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