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J-GLOBAL ID：201802220785392873   整理番号：18A2058386

無色・透明ポリイミドの材料設計~耐熱性⇔透明性の両立~脂環式ポリイミドの合成とフィルム化技術

著者 (1件)： 松本利彦
資料名： 月刊Material Stage  (マテリアルステージ)
巻： 18  号： 5  ページ： 64-69  発行年： 2018年08月10日 
JST資料番号： L5969A  ISSN： 1346-3926  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・多脂環構造を有する脂環式ポリイミドの合成とフィルム化技術について,筆者らの研究成果を中心にして紹介。
・Diels-Alder反応とPd触媒メトキシカルボニル化反応を利用して,種々の構造を持つビシクロヘプタンテトラカルボン酸二無水物類が合成できることを解説。
・脂環式ポリイミドには半芳香族タイプなどの3タイプが存在するが,合成にあたっては脂肪族アミンの高い反応性や多様な異性体構造による反応性の違いに注意が必要
・製膜したポリアミド酸溶液のポリイミド化には熱イミド化加熱時の副反応や着色に注意が必要。
・膜の着色の一因である末端アミノ基の酸化劣化を緩和するために,無水酢酸やリン酸系酸化防止剤が部分的に有効。

シソーラス用語： *脂環式ポリイミド ,  芳香族脂肪族ポリイミド ,  研究開発 ,  化学合成 ,  Diels-Alder反応 ,  反応性 ,  流延成形 ,  イミド化 ,  ポリアミド酸 ,  着色 ,  添加物効果

分類 (2件)： その他の高分子材料  (YH07150C) ,  高分子固体のその他の性質  (CG02025L)

引用文献 (15件)：

• ′′世界有機ELディスプレイ産業年鑑2018′′グローバルネット社, 2017.11
• W. M. Edwards, US Pat. 2, 710, 853 (1955)
• I. Tabushi, N. Tanimura, R. Oda, Kogyo Kagaku Zasshi, 67, 1084 (1964)
• D. E. James,J. K. Stille, J. Am. Chem. Soc., 98, 1810 (1976)
• D. E. James, J. K. Stille, J. Org. Chem., 41, 1504 (1976)

タイトルに関連する用語 (7件)： 無色 ,  ポリイミド ,  材料設計 ,  耐熱性 ,  透明性 ,  脂環式ポリイミド ,  フィルム