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J-GLOBAL ID:201802220964355985   整理番号:18A0768505

科学コミュニケーションに関する日本の地質学者とそれらの活動: 坪井誠太郎教授と地団研を中心に

Japanese Geological Scientists and Their Activities with Respect to Science Communication: With Special Reference to Professor Seitaro Tsuboi and Chidanken
著者 (1件):
資料名:
巻: 27  号:ページ: 319-333  発行年: 2018年03月31日 
JST資料番号: L7292A  ISSN: 0285-4821  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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日本の地質学の歴史について,坪井誠太郎と地学団体研究会(地団研,日本における地質学的共同研究会)に触れることなく話すことはできない。1920年代から1950年代まで,東京帝国大学(東京大学)における岩石学の教授として,坪井は日本の地質学の歩みに大きな影響を与えている。地団研は,1947年に,坪井のような古参教授による封建的な拘束から脱することを望んでいる比較的若い研究者によって設立された。日本の地質科学コミュニティにおいてより大きな名声を得るために,地団研は,アマチュア地質科学者を引きつけることによって,その加入メンバーを増加させることを試みた。地団研は,高等学校地球科学教師をターゲットとする科学コミュニケーション活動に重きを置いた。左翼的思考礼賛の雰囲気に支援されて,それは急速に拡大した。地団研は,坪井を典型的な非民主主義的研究者であるとして,また,彼の研究は社会のためではないとして,彼の退職に至るまで戦略的に批判した。しかし,坪井は,科学コミュニケーション活動に関与していた。この点において,坪井と地団研の両方は,社会に於いて,また社会に対して等しくそれらの科学的活動の役割を果たしていた。しかし,科学コミュニケーション活動に関与するそれぞれの動機付けは異なっていたと思われる。坪井は学術的に動機付けされていたのに対し,地団研は政治的かつ/またはイデオロギー的に動機付けられていた。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
科学技術一般  ,  地質学一般 

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