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J-GLOBAL ID：201802220981260214   整理番号：18A0481320

西南日本下の深部低周波微動のゆっくりした滑り速度と励起効率【Powered by NICT】

Slow slip rate and excitation efficiency of deep low-frequency tremors beneath southwest Japan

著者 (4件)： Daiku Kumiko (Graduate School of Natural Science and Technology, Kanazawa University, Kanazawa 920-1192, Japan) ,  Hiramatsu Yoshihiro (School of Natural System, College of Science and Engineering, Kanazawa University, Kanazawa 920-1192, Japan) ,  Matsuzawa Takanori (National Research Institute for Earth Sciences and Disaster Resilience, Tsukuba, Japan) ,  Mizukami Tomoyuki (School of Natural System, College of Science and Engineering, Kanazawa University, Kanazawa 920-1192, Japan)
資料名： Tectonophysics  (Tectonophysics)
巻： 722  ページ： 314-323  発行年： 2018年 
JST資料番号： E0691A  ISSN： 0040-1951  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 短期スロースリップ事象と微動活動の地震モーメントの間の経験的関係に基づく短期スロースリップ事象の指標としての深部低周波微動を用いた2002 2013中の南海沈み込み帯を横断するプレート境界上の長期平均滑り速度を推定した。各科領域における滑り速度は収束率間の差,沈み込んでいるフィリピン海プレート推定測地学の滑り欠損率を補償するために,不確実性が大きい。これはプレートの沈み込みのために歪みが部分的に滑り欠損として保存され,インターサイスミック期間におけるスロースリップイベントによって放出された部分であることを意味する。スロースリップイベントの微動の励起効率は領域間で異なる:それは北部紀伊領域で高い。西部四国地域におけるいくつかの事象はやや大きな値を示した。二種類のアンチゴライト蛇紋岩は,西南日本下のマントルウェッジに存在する。振戦のより効果的な励起による滑りは,アンチゴライト+かんらん石安定領域における高温条件下で起こると思われる。低励起効率を持つ他の滑り事象は,アンチゴライト+ブルーサイト安定領域に分布している。これらの鉱物とそれらの特徴的な構造の形成反応を考慮して,高い励起効率を持つ事象は高い細孔流体圧力条件と相関させることができる。この結果は,プレート境界上の間隙流体圧の変化は,スロースリップイベントによって励起された振戦の大きさに影響を及ぼすことを示唆した。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： スロー地震 ,  フィリピン海プレート ,  *滑り速度 ,  かんらん石 ,  プレート ,  沈み込み帯 ,  サブダクション ,  プレート境界 ,  四国地方 ,  *励起 ,  蛇紋岩 ,  マントルウェッジ ,  アンチゴライト ,  *深部低周波微動 ,  *西南日本

著者キーワード (5件)： スロースリップ事象 ,  滑り速度 ,  蛇紋岩 ,  間隙流体圧 ,  南海トラフ

分類 (1件)： 地震活動  (DC03030L)

タイトルに関連する用語 (4件)： 西南日本 ,  深部低周波微動 ,  滑り速度 ,  励起