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J-GLOBAL ID:201802221003474342   整理番号:18A1495013

初期火災時における視覚的異変感知に関する研究 煙中における計測対象点の輝度推定モデル

STUDY ON ACCIDENT PERCEPTION BY VISUAL INFLUENCE AT AN INITIAL FIRE Luminance estimation models on the measuring observation point in smoke
著者 (3件):
資料名:
巻: 83  号: 749  ページ: 1229-1238(J-STAGE)  発行年: 2018年 
JST資料番号: Y0894A  ISSN: 1340-4210  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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建築基準法の一部は2000年に規定され,避難安全性実証法により更に安全が確保され,建築設計がより広い範囲で可能となった。従来の規制と異なり,避難時間を計算することにより性能を評価するので,避難安全性実証法によって安全性が一層確認される。避難時間は,「避難開始時間」,火災発生時間から避難開始までの時間,「避難実施時間」,避難開始から安全な地域に到着するまでの時間,により構成される。これまでの研究により,避難実施時間に較べて,避難時間の大部分を取り込む可能性がある,避難開始時間を研究することが重要であることが確認されている。残念ながら,避難安全性検証法で示された避難開始時間の計算は,室の表面積を考慮するだけであり,視覚や匂いのような人間の特性を考慮しない。したがって,人間の特性を考慮した計算法の確立が求められている。避難開始時間を計算するために,緊急性とその因子を感知するために要する時間は重要である。人間が緊急性を感じる要因は,火災または煙を目撃すること,群集の声を聞くこと,または煙の臭いを感じることである。視覚的要因に焦点を合わせた研究は,煙が天井上の照明の周辺にある火災から生じ,煙の密度の増加による輝度の変化の視覚的検出によって異変検知の知覚をもたらすことを示す。従って,異変検知に基づく避難開始時間は,天井照明下の輝度変化を視覚的に検出する時間として仮定できる。避難開始時間を求めるために,異なる空間要素(壁面反射率,照度,室寸法)と煙密度の間の関係による天井照明下の輝度変化を導く計算モデルが必要である。さらに,煙の密度は時々刻々変化し,従って煙の密度を推定するモデルはその変数として時間によって表される必要がある。これは,人々が輝度変化にどのように反応するかを明らかにすることにより,空間要素を変数として避難開始時間を推定するモデルを構築することが可能である。本研究では,空間要素と煙密度の関係から天井照明の輝度を推定するモデルを構築する目的で,空間要素を変数として輝度を測定する装置を作成することにより実験を行った。さらに,実物大モデルにおける初期火災を仮定した燃焼実験を行い,その変数として時間とともに煙密度を推定するモデルを構築することを目的とした。結論として,輝度推定モデルと煙濃度推定モデルを個々に構築し,その一貫性を推定値と実際の測定値を比較することによって確認した。さらに,2つのモデルを組み合わせることによって,時間と実際の空間要素の間の関係によって天井照明の輝度を推定するモデルを構築した。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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火災 
引用文献 (10件):
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