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J-GLOBAL ID：201802221203107413   整理番号：18A0153467

Carcinus maenas,孤立カニにおける社会的適合性は行動可塑性における個人差により駆動される【Powered by NICT】

Social conformity in solitary crabs, Carcinus maenas, is driven by individual differences in behavioural plasticity

著者 (2件)： Fuertbauer Ines (Department of Biosciences, College of Science, Swansea University, Swansea, U.K.) ,  Fry Amanda (Department of Biosciences, College of Science, Swansea University, Swansea, U.K.)
資料名： Animal Behaviour  (Animal Behaviour)
巻： 135  ページ： 131-137  発行年： 2018年 
JST資料番号： W1654A  ISSN： 0003-3472  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： グループ生活は動物界に広範囲に広がっており,集団凝集と行動同期性の基礎となる機構への最近の研究は,個人間行動の違い(「動物個性’)の重要性を強調した。集団生活動物では,動物が他の個人または群により示される特定の挙動のレベルにそれら自身の挙動を損なう時の社会的適合性が発生し,個体は適合度は行動タイプの個人差に依存する可能性がある。社会的適合性は集団凝集を増加させ,最終的に集団生活個体の捕食者回避および/または資源獲得できる。しかし,孤立種の多くは一時的な凝集を形成し,もしそうであれば存在する類似の適合効果かどうか,同種の存在下での挙動の変化は,孤立文脈における個人の性格に依存するかは不明である。孤立イソガニの行動に及ぼす社会的文脈(すなわち同種の存在)の影響を研究した,自動化ビデオ追跡を用いた。個人は,文脈内およびその期間を通したそれらの活性レベルで一貫して異なり,ダイアディック文脈よりも孤立でより活性があった。同じ異性ダイアド間の活性の違いは見られなかった。カニの活性レベルは,単独で試験した場合よりも一緒に試験したときより類似しており,社会的同調効果を示した。さらに,より活性な行動タイプは,同種と対にした場合大きく活性を低下させた。ダイアドの性組成は活性の変化に影響を及ぼさなかった。全体として,著者らの知見は,社会的適合性は孤立性生物における個々の行動の違いによって緩和されることを示唆した。はしばしば,進化の過程における,動物個体群の社会構造がパーソナリティの進化に重要な結果をもたらすことを推定した。孤立性または通性社会性生物を研究する研究者が個人差と社会生態学的動力学の間の因果関係を切り離すために可能にすることを示唆した。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 生態学 ,  *塑性 ,  因果律 ,  同時性 ,  動物 ,  自動化 ,  凝集 ,  *適応性 ,  捕食者
準シソーラス用語： 社会性 ,  社会構造 ,  動物個体群 ,  適合度 ,  集団生活 ,  *個人差 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： 行動同期性 ,  Carcinus maenas ,  甲殻類 ,  人格 ,  plasticity ,  社会環境

分類 (2件)： 動物に対する影響  (EE05040R) ,  海洋汚濁  (SB02040B)

タイトルに関連する用語 (6件)： カニ ,  社会 ,  適合性 ,  行動 ,  可塑性 ,  個人差