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J-GLOBAL ID：201802221204484746   整理番号：18A1308818

バキュロウイルスのアクチンに基づく運動性は核膜破壊と核脱出を駆動する【JST・京大機械翻訳】

Baculovirus Actin-Based Motility Drives Nuclear Envelope Disruption and Nuclear Egress

著者 (2件)： Ohkawa Taro (Department of Molecular and Cell Biology, University of California, Berkeley, Berkeley, CA 94720, USA) ,  Welch Matthew D. (Department of Molecular and Cell Biology, University of California, Berkeley, Berkeley, CA 94720, USA)
資料名： Current Biology  (Current Biology)
巻： 28  号： 13  ページ： 2153-2159.e4  発行年： 2018年 
JST資料番号： W0287A  ISSN： 0960-9822  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 宿主細胞核において複製するウイルスは,核エンベロープを通過することを可能にするために細胞経路を利用することに直面する。バキュロウイルスはエンベロープされ,鱗翅類昆虫に感染する二本鎖DNAウイルスであり,蛋白質発現,細胞形質導入および害虫管理に対するツールである。タイプ種Autographa californica M核多角体ウイルス(AcMNPV)は,他の病原体と共有し,運動性[]を駆動するために,アクチンフィラメント(F-アクチン)に宿主アクチン単量体(G-アクチン)を集合させる能力を持つ。初期感染の間,細胞質におけるアクチンに基づく運動性は,核へのAcMNPV輸送を加速し,核内孔を通過し,核侵入を可能にする。後期感染の間,AcMNPVは核内のF-アクチンを集合し,ウイルス産生に必須である。しかしながら,核F-アクチンの機能はあまり理解されておらず,AcMNPV感染におけるその機構的役割は不明である。著者らは,AcMNPVが核内でアクチンを動員し,ストレスを促進することを示す。AcMNPVヌクレオカプシドは,ウイルス蛋白質P78/83と宿主Arp2/3複合体により仲介される核内アクチンに基づく運動性を示す。ウイルス運動性は核周辺への輸送を駆動し,ウイルスが核膜の突起に入るのに必要である。さらに,アクチン重合は,egress中の核エンベロープ完全性のウイルス破壊に必要である。細胞質において,ウイルスは,出芽を可能にするために細胞膜に到達するためにアクチンベースの運動性を使用する。著者らの結果は,病原体が核エンベロープを破壊するためにアクチン重合を利用できることを示している。核エンベロープ破壊にアクチンを用いることは,核エンベロープ完全性,安定性およびリモデリングにおける核アクチンの正常機能のウイルスの適切性を反映する可能性がある。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 形質導入 ,  *アクチン ,  病原体 ,  出芽 ,  アクチンフィラメント ,  細胞質 ,  核多角体ウイルス ,  ウイルスタンパク質 ,  細胞膜 ,  単量体
準シソーラス用語： ヌクレオカプシド ,  Fアクチン ,  AcMNPV ,  蛋白質発現 ,  宿主細胞 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： バキュロウイルス ,  AcMNPV ,  アクチンに基づく運動性 ,  ウイルス排出 ,  核アクチン ,  Arp2/3複合体

分類 (2件)： ウイルス感染の生理と病原性  (EG04042Y) ,  遺伝子発現  (EC02040Q)

タイトルに関連する用語 (7件)： バキュロウイルス ,  アクチン ,  運動性 ,  核膜 ,  破壊 ,  核 ,  脱出