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J-GLOBAL ID:201802221270324124   整理番号:18A1195737

子宮内膜症女性の子宮接合部におけるオキシトシン受容体の異常発現【JST・京大機械翻訳】

The abnormal expression of oxytocin receptors in the uterine junctional zone in women with endometriosis
著者 (8件):
資料名:
巻: 15  号:ページ:発行年: 2017年 
JST資料番号: U7542A  ISSN: 1477-7827  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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【背景】子宮内膜-子宮筋層接合部と呼ばれる接合部(JZ)は,非妊娠子宮におけるぜん動様運動に関連している。子宮構造の超ぜん動と脱ぜん動は,月経困難,不妊症,子宮内膜症,着床不全のような多くの重要な疾患の基礎となる可能性がある。非妊娠子宮の子宮収縮の主要蛋白質はオキシトシン(OT)とオキシトシン受容体(OTR)である可能性がある。本研究の目的は,子宮内膜症を有する患者と有しない患者における卵胞周期の異なるステージにおける子宮接合部の峡部および中央部におけるOTRの発現を検査することであった。【方法】子宮内膜および接合部を含む子宮生検を,子宮摘出術の後,前壁の峡部および中央部の部分から採取した。OTR発現を免疫組織化学により評価した。【結果】対照子宮において,虚血領域におけるOTR発現は増殖期における基底領域におけるより有意に高かった(p<0.05)が,分泌期において有意に低かった(p<0.05)。そして,増殖期におけるOTRの発現は,峡部および基底部の両方において分泌期におけるそれより有意に高かった(それぞれp=0.000および0.049)。子宮内膜症において,子宮内膜領域におけるOTR発現は,増殖期と分泌期の両方において基底領域におけるそれと有意差を示さなかった(それぞれp=0.597と0.736)。両峡部と基底部において,OTR発現は増殖期と分泌期の間で有意差はなかった(それぞれp=0.084と0.222)。修正ASRM IおよびII子宮内膜症の基底領域におけるOTR発現は,改訂ASRM IIIおよびIVのそれより低かった(p=0.049)。JZの基底領域において,卵巣子宮内膜症におけるOTRの発現は深部浸潤子宮内膜症におけるそれより有意に低かった(p=0.046)。基金領域におけるOTRの発現レベルは,子宮内膜症群における月経困難症の重症度と正に関連している(r=0.870,p<0.05)。正常子宮と比較して,分泌期におけるOTRの発現は子宮内膜症において有意に高かった(p<0.05)。子宮内膜症の子宮内膜において,OTR発現は増殖期と分泌期の両方で有意に高かった(それぞれp=0.045と0.028)。【結論】子宮内膜症を有する女性のJZにおけるOTR発現は有意に変化し,それは異常な子宮収縮活性をもたらす可能性があり,子宮内膜症関連の受精率と月経困難を減少させる可能性がある。Copyright 2018 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
性ホルモン  ,  婦人科疾患,妊産婦の疾患  ,  生殖生理一般 
引用文献 (61件):
  • Fertil Steril; Endometriosis: novel etiopathogenetic concepts and clinical perspectives; M Vignali, M Infantino, R Matrone, I Chiodo, E Somigliana, M Busacca, P Vigano; 78; 4; 2002; 665-78; 10.1016/S0015-0282(02)03233-8; CR1;
  • Lancet; Endometriosis; LC Giudice, LC Kao; 364; 9447; 2004; 1789-99; 10.1016/S0140-6736(04)17403-5; CR2;
  • Ultrasound Obstet Gynecol; The endometrial-myometrial junction: a fresh look at a busy crossing; J Naftalin, D Jurkovic; 34; 1; 2009; 1-11; 10.1002/uog.6432; CR3;
  • Lancet; Uterine junctional zone: function and disease; JJ Brosens, NM Souza, FG Barker; 346; 8974; 1995; 558-60; 10.1016/S0140-6736(95)91387-4; CR4;
  • Hum Reprod Update; Uterine peristalsis during the follicular phase of the menstrual cycle: effects of oestrogen, antioestrogen and oxytocin; G Kunz, M Noe, M Herbertz, G Leyendecker; 4; 5; 1998; 647-54; 10.1093/humupd/4.5.647; CR5;
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