抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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電子噴霧堆積(ESD)法によって,FTOガラス基板上にLiCoO
2(LCO)およびチタニアの薄膜を作製した。LCOおよびチタニアの平均膜厚は,各前駆体溶液の使用量と共に線形的に増加した。LCOの場合,XRDパターンとRamanスペクトルはスピネル構造と一致し,Co
3O
4は生成しなかった。活性材料チタニアおよびLiCoO
2を持つ電極を,密封サンドイッチ型電池に組み立てた。0.2mAの電流を用いた充電/放電試験を,DC電圧源/モニタで行った。2.5および2.1Vの平均電位が,それぞれ1分間の充電および同じ時間の放電によって観察された。1太陽光照射を太陽光シミュレータを用いて達成し,電圧変化をDC電圧モニタによって測定した。組み立てた電池の充電電圧は,1太陽光(100mWcm
-2)の照射によって1.15Vであった;自己放電電圧は1.14Vであった。平均電圧は1分間の1太陽光照射時に1.1Vであった。これらの結果から,ESD法は,高容量の全固体薄膜光充電型リチウムイオン電池を作製するのに有用であることが示された。(翻訳著者抄録)