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J-GLOBAL ID：201802221664299943   整理番号：18A0970304

暗状態と非局在化:集光系の効率に対する量子コヒーレンスの競合効果【JST・京大機械翻訳】

Dark states and delocalization: Competing effects of quantum coherence on the efficiency of light harvesting systems

著者 (4件)： Hu Zixuan (Department of Chemistry, Department of Physics, and Birck Nanotechnology Center, Purdue University, West Lafayette, Indiana 47907, USA) ,  Engel Gregory S. (Department of Chemistry, James Franck Institute and the Institute for Biophysical Dynamics, University of Chicago, Chicago, Illinois 60637, USA) ,  Alharbi Fahhad H. (Qatar Environment and Energy Research Institute, College of Science and Engineering, HBKU, Doha, Qatar) ,  Kais Sabre (Department of Chemistry, Department of Physics, and Birck Nanotechnology Center, Purdue University, West Lafayette, Indiana 47907, USA)
資料名： Journal of Chemical Physics  (Journal of Chemical Physics)
巻： 148  号： 6  ページ： 064304-064304-5  発行年： 2018年 
JST資料番号： C0275A  ISSN： 0021-9606  CODEN： JCPSA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 自然光捕集システムは,同一発色団の電子結合を利用して,効率的でロバストな励起移動と変換を発生させる。アンテナ構造における発色団間の強い結合によって生成された暗状態は,放射再結合を著しく減少させ,エネルギー変換効率を高めることができる。発色団の数の増加は暗状態の数を増加させ,関連するエネルギー変換効率を増加させるが,トラッピング中心から離れた励起を非局在化し,エネルギー変換率を減少させる。したがって,光収穫システムの最適サイズを設計するとき,暗状態保護と非局在化の間の競争を考慮しなければならない。本研究では,鎖構造化アンテナにおける二つの競合機構を調べ,暗状態保護が発色団の数のパリティに対する興味ある依存性をもつ支配的な機構であることを示した。この依存性は固有状態間の励起子分布と関連し,発色団と温度の間の結合強度に強く影響される。これらの知見を組み合わせて,発色団間の結合強度の増加が光収穫システムの出力を著しく増加させることを提案した。(翻訳著者抄録)【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 励起子 ,  構造形成 ,  励起移動 ,  *集光 ,  発色団 ,  ロバスト性 ,  エネルギー変換 ,  アンテナ ,  付着強さ ,  エネルギー変換効率
準シソーラス用語： アンテナ構造 ,  光捕集 ,  *量子コヒーレンス ,  *非局在化 ,  *暗状態 , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (1件)： 光化学一般  (CB08010U)

タイトルに関連する用語 (5件)： 暗状態 ,  非局在化 ,  集光 ,  量子コヒーレンス ,  競合