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J-GLOBAL ID：201802222049300568   整理番号：18A0359776

富栄養湖沼手賀沼の湖水-堆積物間の炭素循環

著者 (11件)： 時枝隆之 (気象大) ,  伊波はるな (気象大) ,  伊波はるな (銚子地方気象台) ,  渡辺苑生 (気象大) ,  葛西眞由子 (気象大) ,  葛西眞由子 (気象庁 地球環境・海洋部) ,  小菅瞭吾 (気象大) ,  大塚北人 (気象大) ,  小畑元 (東大 大気海洋研) ,  KIM T. (東大 大気海洋研) ,  中山典子 (東大 大気海洋研)
資料名： 日本地球化学会年会要旨集(Web)  (Abstracts of Annual Meeting of the Geochemical Society of Japan (Web))
巻： 64th  ページ： ROMBUNNO.3C12(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U1296A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 富栄養湖沼手賀沼堆積物の炭素蓄積速度は42gC m^-2yr^-1と見積もられた。これは全球陸水域の年平均速度(IPCC2013)の3倍以上に相当する速度である。しかし,Sobekら(2009)がまとめた貧栄養湖や中栄養湖の値と比べて決して大きな値とは言えない。堆積物表面から湖水へ拡散的な炭素放出速度は10gC m^-2day^-1と見積もられた。湖底堆積物への有機炭素の移行速度に対する堆積物への炭素蓄積速度の比で定義される残存率はわずか1%と計算される。すなわち,堆積物における無機化と湖水への放出が手賀沼における決して高くはない炭素蓄積速度の要因と考えられる。さらに,多くの炭素が湖底堆積物から再供給されることで,生物生産性が高い手賀沼の大気への二酸化炭素の放出を可能としている。(著者抄録)

シソーラス用語： *富栄養湖 ,  湖沼 ,  *炭素循環 ,  *湖沼堆積物 ,  *湖沼水 ,  堆積速度 ,  有機炭素 ,  地球化学的循環 ,  生物地球化学的循環
準シソーラス用語： 手賀沼 ,  蓄積速度

分類 (1件)： 地球化学一般  (DD01010E)

タイトルに関連する用語 (5件)： 富栄養湖 ,  手賀沼 ,  湖水 ,  堆積物 ,  炭素循環