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J-GLOBAL ID：201802222227934028   整理番号：18A0226783

繊維系多孔質吸音材料のBiotパラメータの推定

著者 (1件)： 三木達郎 (ニチアス)
資料名： ニチアス技術時報
号： 380  ページ： 18-23  発行年： 2018年01月01日 
JST資料番号： G0386C  ISSN： 0288-7991  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 繊維系多孔質吸音材料のBiotパラメータを,繊維特性に基づく定量的推定法を構築した。Biotモデルに基づきJCAモデルからエネルギー反射率を用いて吸音率を表す式を導いた。平均繊維径の異なるグラスウールを用いてかさ密度を変化させた繊維系多孔質材を作製し,SEMによる形状観察,流れ抵抗測定,超音波測定装置を用いた迷路度,粘性特性長,熱的特性長測定を行った。流れ抵抗とかさ密度・平均繊維径との関係の曲線近似,各特性長の予測式から音響系Biotパラメータを推定し,各試験体の垂直入射吸音率を測定して比較した。結果が良好な一致を確認し提案方法で繊維径,多孔度,空気物性値で吸音率を予測できることを示した。

シソーラス用語： *吸音材料 ,  比率 ,  *音響構造 ,  *多孔質体 ,  パラメータ推定 ,  繊度 ,  ガラス繊維 ,  容積重 ,  抗力 ,  抵抗 ,  粘性 ,  熱特性 ,  長さ
準シソーラス用語： 吸音率 ,  *Biot理論 ,  グラスウール ,  流れ抵抗 ,  特性長

分類 (2件)： 音波伝搬  (BB03030G) ,  用途・機能・工法面から見た建設材料  (RA06050K)

引用文献 (9件)：

• Proposals for the 03 series of amendments to Regulation, No. 51 (Noise of M and N categories of vehicles).
• 乗用自動車のエネルギー消費性能の向上に関するエネルギー消費機器等製造事業者等の判断の基準等 (平成二十五年経済産業省・国土交通省告示第二号).
• 野口, 土居隆之, 多田寛子, 見坐地一人 : 次期大衆車軽量防音パッケージの開発, 自動車技術会学術講演会前刷集, No.123-05, p.11-15(2005).
• Tada, H., ′′Establishment of Performance Design Process for Vehicle Sound-Roof Packages Based on SEA Method,′′ SAE Int. J. Passeng. Cars - Mech. Syst. 8(1):8-15, 2015.
• J. F. Allard and N. Atalla: Propagation of Sound in Porous Media, New York, John Wiley & Sons, Itd., 2009, 372p.

タイトルに関連する用語 (2件)： 繊維 ,  パラメータの推定