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J-GLOBAL ID:201802222413351895   整理番号:18A1289013

即時初期遺伝子Egr3は電気けいれん刺激によるBDNFの海馬誘導に必要である【JST・京大機械翻訳】

The Immediate Early Gene Egr3 Is Required for Hippocampal Induction of Bdnf by Electroconvulsive Stimulation
著者 (11件):
資料名:
巻: 12  ページ: 92  発行年: 2018年 
JST資料番号: U7035A  ISSN: 1662-5153  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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初期増殖応答3(Egr3)は,精神疾患に対するリスクに関連する遺伝子カスケードの下流に調節される即時早期遺伝子(IEG)であり,Egr3自体の機能不全は統合失調症,双極性障害,及び欝病に関与している。活性依存性転写因子として,EGR3は環境イベントに応答して標的遺伝子のニューロン発現を調節するために必要である。本研究では,精神病リスクに関連するこの生物学的経路におけるさらなる解明遺伝子を目標として,EGR3の下流標的を同定することを試みた。脳におけるIEGの高レベル発現を誘導するために電気けいれん刺激(ECS)を使用し,それらの野生型(WT)同腹子と比較してEgr3欠損(-/-)マウスの海馬において特異的に調節された遺伝子を同定するために発現マイクロアレイを実施した。結果は,ECSがWTマウスの海馬において脳由来神経栄養因子(Bdnf)の高レベル発現を誘導することを示す以前の研究を複製した。しかしながら,この誘導はEgr3-/-マウスでは存在しないことを見出した。定量的リアルタイムPCR(qRT-PCR)は,マイクロアレイの結果(雄で行われた)を検証し,雌マウスの2つの別々のコホートにおける所見を複製した。活性依存性Bdnfエキソンの追跡研究は,エキソンIVとVIの両方のECS誘導発現がEgr3を必要とすることを示した。in situハイブリダイゼーションは,WTにおけるECS後の海馬歯状回でのBdnfの高レベル細胞発現を示したが,Egr3-/-マウスでは示さなかった。BDNFプロモーター分析により,Bdnfプロモーターにおける8つの推定EGR3結合部位を明らかにし,EGR3がBdnf遺伝子発現を直接調節する機構を示唆した。これらの知見はEgr3-/-マウスにおける海馬ニューロンの発生における欠陥から生じるとは思われず,ニューロン特異的マーカーである抗NeuN抗体で染色された組織切片の細胞数はEgr3-/-とWTマウス間で異ならなかった。加えて,Golgi染色海馬切片における樹状突起棘のSholl分析とカウントは,WT,マウスと比較して,Egr3-/-における樹状突起形態またはシナプス脊椎密度の差を明らかにしなかった。これらの知見は,Egr3が海馬におけるBdnfのECS誘導発現に必要であることを示し,Bdnfが以前に同定された精神病感受性の生物学的経路における下流遺伝子である可能性を示唆する。Copyright 2018 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
精神科の基礎医学  ,  中枢神経系 

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