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J-GLOBAL ID：201802222606743892   整理番号：18A1132194

湖沼表層堆積物中の脂肪酸の存在量とδ13C値:湖内メタン濃度との関係【JST・京大機械翻訳】

Abundance and δ ¹³C values of fatty acids in lacustrine surface sediments: Relationships with in-lake methane concentrations

著者 (10件)： Stotter Tabea (Institute of Plant Sciences and Oeschger Centre for Climate Change Research, University of Bern, Switzerland) ,  Bastviken David (Department of Thematic Studies - Water and Environmental Studies, Linkoping University, Linkoping, Sweden) ,  Bodelier Paul L.E. (Department of Microbial Ecology, Netherlands Institute of Ecology (NIOO-KNAW), Wageningen, The Netherlands) ,  van Hardenbroek Maarten (Institute of Plant Sciences and Oeschger Centre for Climate Change Research, University of Bern, Switzerland) ,  van Hardenbroek Maarten (School of Geography, Politics and Sociology, Newcastle University, Newcastle, UK) ,  Rinta Paeivi (Institute of Plant Sciences and Oeschger Centre for Climate Change Research, University of Bern, Switzerland) ,  Schilder Jos (Institute of Plant Sciences and Oeschger Centre for Climate Change Research, University of Bern, Switzerland) ,  Schilder Jos (Department of Biological and Environmental Science, University of Jyvaeskylae, Jyvaeskylae, Finland) ,  Schubert Carsten J. (EAWAG, Surface Waters - Research and Management, Kastanienbaum, Switzerland) ,  Heiri Oliver (Institute of Plant Sciences and Oeschger Centre for Climate Change Research, University of Bern, Switzerland)
資料名： Quaternary Science Reviews  (Quaternary Science Reviews)
巻： 191  ページ： 337-347  発行年： 2018年 
JST資料番号： E0941A  ISSN： 0277-3791  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 湖沼堆積物におけるProxy指標は,湖内メタン循環の動力学が数十年から百年の時間スケールで調べられる唯一のアプローチを提供する。この情報は,湖のメタン生産,酸化および排出が地球規模の変化運転者にどのように応答するかを制約するために必要である。湖沼のメタンサイクル変化を再構成するための利用可能な代理のいくつかは,メタン酸化細菌(MOB)の存在量または関連性の過去の変化を直接(例えば,細菌脂質の分析を介して)または間接的に(例えば無脊椎動物食事におけるMOBの過去の関連性の再構築を介して)解釈に依存している。しかし,生態系規模において,MOBの豊度とアベイラビリティの変動は,湖内メタン濃度の過去の変化を反映している程度について限られた情報しか利用できない。29の小ヨーロッパ湖沼におけるメタン濃度と比較して,MOBにより生成されることが知られている13C枯渇FAsの脂肪酸(FAs)の存在量を調べた研究を示した。39の表層堆積物試料をこれらの湖沼から得て,FA豊度を湖沼表面で測定したメタン濃度,堆積物上10cm,堆積物内10cmと比較した。表面堆積物試料,C_16:1ω7c,C_16:1ω5c/t,およびC_18:1ω7cにおけるFAsの3つは,残りのFAsより低いδ13C値によって特徴付けられた。湖沼生態系で生産された他の短鎖FAsと比較して,これらのFAsの存在量は,定量的ポリメラーゼ連鎖反応(qPCR)により評価された堆積MOB濃度と関連することを示した。メタン濃度とC_16:1ω7c,C_16:1ω5c/t,およびC_18:1ω7cとこれらのFAsの合計の間に正の相関を観察した。完全なデータセットに対して,これらの関係は相対的に弱く(スピアマンのランク相関(r_s)0.34~0.43),多重試験で補正した場合には有意ではなかった。しかし,沿岸と深海の有酸素環境(r_s=0.57~0.62)と無酸素深層水環境(r_s=0.55~0.65)からの堆積物が別々に調べられたとき,著しく強く統計的に有意な関係が観察された。著者らの結果は,試験した堆積物における湖内CH_4濃度と13C欠乏グループの間にロバストな関係が存在することを確認し,水生無脊椎動物に対するMOB由来の13C枯渇有機物の利用可能性がメタン濃度の増加と共に増加するという以前の示唆と一致した。しかし,これらの関係は複雑で,有酸素と無酸素堆積物で観察された異なる関係と,比較的メタンに富む水で覆われた有酸素環境で堆積された堆積物で測定された最高値を示した。さらに,著者らの調査で同定された3つの13C枯渇FAグループはMOBによって生産されることが知られているが,他の生物グループによる寄与も受けており,これはデータセットにおけるそれらの分布に影響を与えるであろう。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 沿岸 ,  無脊椎動物 ,  生態系 ,  深海 ,  アベイラビリティ ,  *脂肪酸 ,  脂質 ,  細菌 ,  ヨーロッパ ,  定量的PCR法 ,  有機物 ,  湖沼堆積物 ,  *湖沼 ,  アルカン
準シソーラス用語： *湖 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (7件)： メタン ,  脂肪酸 ,  メタン酸化細菌 ,  安定炭素同位体 ,  水生無脊椎動物 ,  湖沼 ,  堆積物

分類 (2件)： 第四紀  (DE02070C) ,  同位体地質学  (DD01042T)

物質索引 (1件)： メタン

タイトルに関連する用語 (6件)： 湖沼 ,  表層堆積物 ,  脂肪酸 ,  δ13C ,  湖 ,  メタン濃度